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交通(主に鉄道)活動・イベントの日記です。フェルメール・ブルーとは、筆者のお気に入りの列車である小田急60000形MSEの色である。


by hy_sengen-sin

つくばエクスプレス開業まであと1週間

東京(秋葉原)と、学園都市で有名なつくばを最速45分で結ぶ、つくばエクスプレスが開業するまであと1週間に迫りました。

つくばエクスプレスの路線

秋葉原~新御徒町~浅草~南千住~北千住~青井~六町~八潮~三郷中央~南流山~流山セントラルパーク~流山おおたかの森~柏の葉キャンパス~柏たなか~守谷~みらい平~みどりの~万博記念公園~研究学園~つくば

普通列車は、ほとんどが秋葉原~守谷間の運用で、秋葉原~つくば間通しで運転されるのは、下り2本(始発およびつくば行きの終電)、上り1本(つくば発の終電)しかない

区間快速の停車駅 秋葉原~新御徒町~浅草~南千住~北千住~八潮~三郷中央~南流山~流山おおたかの森~柏の葉キャンパス~守谷~みらい平~みどりの~万博記念公園~研究学園~つくば

快速の停車駅 秋葉原~新御徒町~浅草~南千住~北千住~南流山~流山おおたかの森~守谷~つくば

区間快速、快速の運転区間 秋葉原~守谷、つくば間

朝には八潮発着の列車も設定される

直流電化区間(1500V) 秋葉原~守谷間 交流電化区間(20000V) 守谷~つくば間 守谷~みらい平間で電流が切り替わる

乗換駅
秋葉原 JR(山手線、京浜東北線、中央・総武快速線)、東京メトロ日比谷線
新御徒町 都営大江戸線
(浅草) 東京メトロ銀座線、都営浅草線、東武伊勢崎線 駅まで徒歩10分
南千住 JR常磐線、東京メトロ日比谷線
北千住 JR常磐線、東武伊勢崎線、東京メトロ(日比谷線・千代田線)
南流山 JR武蔵野線
流山おおたかの森 東武野田線(つくばエクスプレスの開業とともに新設された駅)
守谷 関東鉄道常総線 守谷止まりの電車⇔つくば方面

つくばエクスプレスの浅草駅は、国際通りの地下(浅草ROX前)にあり、地下鉄・東武線の浅草駅と離れているので乗り換え駅に指定されていない。 地下鉄銀座線の田原町駅からも近い

車両 TX1000系 直流区間(秋葉原~守谷間)専用車 14編成(1101~1114F))
TX2000系 交直両用 16編成(2151~2166F) 守谷~つくば間はTX2000系限定運用 
いずれも4ドア、6両編成(将来は8両編成にすることも可能) 座席はロングシート、TX2000系は3、4号車にクロスシートもある。 最高速度は130Km/h
保安装置 CS-ATC ホームドア装着 ATOによるワンマン運転
バリアフリー 車椅子スペースが各編成の2、5号車にあり、全駅にはエレベーター、エスカレーター、車椅子対応トイレが設置されている。 車内には、LED式の案内装置、電光駅名表示板もある。 弱冷房車は3号車
9月1日から、つくば寄りの先頭車(1号車)に限り、平日の朝(始発から10時まで)と、夕方・夜間(18時から終電)までの全列車で、女性専用車が導入されます。

車両基地 守谷(つくばエクスプレス総合車両基地) 八潮駅構内に留置線、保守車両基地あり

車両メーカー TX1000系 川崎重工業 TX2000系 日立製作所
車両の搬入は、兵庫または下松からJRの土浦駅まで、甲種輸送、土浦駅から守谷の車両基地まで陸送されていた。 つくばエクスプレスの車両が甲種回送された時、南流山駅を通っていたため、南流山駅の地下を走るはずのつくばエクスプレスの車両が、高架の武蔵野線部分を通っていたという光景が見られていた。
第一編成は、TX1000、2000系ともに、2003(H15)年3月に落成していた。

地下にある駅 秋葉原、新御徒町、浅草、南千住、青井、六町、南流山、つくば駅 みらい平駅は半地下駅

トンネル 秋葉原~北千住間、北千住~八潮間、三郷中央~流山セントラルパーク間、みらい平~みどりの間、研究学園~つくば間

島式ホーム 秋葉原、新御徒町、浅草、北千住、六町、八潮(2面)、南流山、流山おおたかの森(2面)、守谷(2面)、つくば

相対式ホーム 南千住、青井、三郷中央、流山セントラルパーク、柏の葉キャンパス、柏たなか、みらい平、みどりの、万博記念公園、研究学園

橋梁 南千住~北千住間、北千住~青井間、八潮~三郷中央間、三郷中央~南流山間、柏たなか~守谷間、守谷~みらい平間

東京・埼玉県境の綾瀬川部分は、地下トンネルによって横断することになる。

駅番号 秋葉原が01で、その中間が02~19、つくばが20となっている。

車両番号 TX1000系 前面=黒 側面=紺 TX2000系 前面・側面ともに赤
東京都=秋葉原、新御徒町、浅草、南千住、北千住、青井、六町駅
埼玉県=八潮、三郷中央駅
千葉県=南流山、流山セントラルパーク、流山おおたかの森、柏の葉キャンパス、柏たなか駅
茨城県=守谷、みらい平、みどりの、万博記念公園、研究学園、つくば駅

みらい平駅=谷和原村、伊奈町にまたがっているけど、来年3月27日に合併し、つくばみらい市になる予定。

日中は、普通列車がTX1000系、快速・区間快速がTX2000系で運転される。

つくばエクスプレスの運賃 初乗り 160円 秋葉原~守谷間 800円 秋葉原~つくば間 1150円 北千住~守谷間 700円 北千住~つくば間 1000円
パスネットも使用可能である。

日中の秋葉原発のダイヤパターン 快速つくば行き 00、30分発 区間快速つくば行き 15、45分発 普通守谷行き 07、22、37、52分発
つくば発 快速秋葉原行き 11、41分発 区間快速秋葉原行き 18、48分発

待避が行われる駅 八潮、流山おおたかの森駅 日中は流山おおたかの森駅で、普通⇔快速間の乗り継ぎが可能である。

所要時間(快速利用の場合) 秋葉原~つくば間 45分 北千住~つくば間 34分 秋葉原~守谷間 33分 北千住~守谷間 22分

これまで、東京都心とつくばの間は、常磐線+バス乗り継ぎで85分 高速バスで65分掛かっていた。

さらにつくばから新宿までは、新御徒町で都営大江戸線に乗り換えれば 最速で1時間で結ばれることになる。

つくばエクスプレス=当初は旧国鉄(現JR東日本)による「常磐新線」として建設されるはずだったが、現在は、1991(H3)年に設立された第三セクターである首都圏新都市鉄道㈱に譲渡されている。この本社は新御徒町駅前にある。
当初は2000(H12)年に開業予定だったが、工期が大幅に遅れ、現在の2005年度開業予定となった。 本来なら今年秋に開業するはずだったけど、始業式に間に合わせるために8月24日に繰り上げられての開業となった。

つくばエクスプレスは、今年の鉄道界のメインイベントである。 この開業により、つくば市民はもちろんのこと、これまで鉄道が通って居なかった八潮市民などの地域の住民も、より便利になる。

今から18年前の1987(S62)年3月31日、筑波鉄道線(土浦~岩瀬間)が、旧国鉄とともに廃止されたけど、その中間に筑波駅(つくばエクスプレスのつくば駅とは無関係)があった。

その旧筑波駅跡は、バスターミナルとして使用されているけど、8月24日に、高速バスと同様に、筑波山駅に変更されることになっている。

つくば市は、1987(S62)年11月30日に、筑波郡谷田部町・大穂町・豊里町、新治郡桜町が合併した都市で、さいたま市やひたちなか市などと同様に最初から平仮名の地名となっている。  翌年の1988(S63)年1月31日、筑波郡筑波町 2002(H14)年11月1日 稲敷郡茎崎町が、それぞれつくば市に編入されている。

つくばエクスプレスのロゴマーク=TX イメージキャラクターはスピーフィ

この開業により、東京駅とつくばセンターを結ぶ高速バス(JRバス関東、関東鉄道)のほうは、運賃の引き下げ(1250円から1150円とつくばエクスプレスと同額に)、停留所の増設によって巻き返しを図っている。 筑波山行きの高速バスも、ルート変更、一部区間での運賃の引き下げが行われている。 南守谷行きの高速バスは、16往復から8往復と半減

東武バスを中心とするバス会社も、つくばエクスプレスの開業と共に、路線の再編が行われた。
by hy_sengen-sin | 2005-08-17 16:15 | 鉄道車両・路線