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交通(主に鉄道)活動・イベントの日記です。フェルメール・ブルーとは、筆者のお気に入りの列車である小田急60000形MSEの色である。


by hy_sengen-sin

河津桜1、小田急

2月25日は、伊豆の河津町まで行き、河津桜を見に行きました。

ルート 目白~新宿~小田原~伊東~河津~伊豆急下田~伊東~小田原~相模大野~新宿~目白

まずは山手線で新宿へ。新宿からは、小田急30000形EXEによる特急スーパーはこね17号で小田原まで行きました。 その前には、同じEXEによるさがみ65号が先に発車していました。 こちらは、30054F使用で、途中新百合ヶ丘、相模大野、本厚木、秦野に停車していた。

スーパーはこね17号で乗ったEXEは、30052Fで、30051Fと同様に、1996(H8)年3月23日のデビューの時から使用されている編成である。

1996(H8)年3月23日のデビュー当時は、箱根特急にも盛んに使用され、箱根・江ノ島分割特急にも頻繁に使用されていた。 現在は、かつての3100形NSE車や7000形LSE車と同様に、新宿~小田原間のさがみ号および新宿~片瀬江ノ島間のえのしま号中心の運用となっている。現在相模大野での分割・併合特急は本数が少なくなっている。 デビュー当時は、町田で分割・併合が行われていた。

デビュー当時の座席は、1~6号車が箱根の森をイメージした緑色、7~10号車が江ノ島の海をイメージした青色となっていたけど、1999(H11)年に導入された車両からは色分けが廃止され、現在の茶色の座席となっている。

30000形EXEは、1996(H8)年に2編成、1997(H9)年に2編成、1999(H11)年に3編成の計7編成が導入され、3100形NSEがそっくり置き換えられていた。

EXEのトイレは、2号車と8号車が男女兼用の和式トイレ、女性専用の洋式トイレ(ベビーベッド付き)、男性専用の小トイレとなっているけど、5号車のトイレは、共用の和式トイレと車椅子対応の洋式トイレとなっている。

この車両は、ロマンスカーに対するインパクトに欠けることなどの理由により鉄道友の会によるブルーリボン賞の受賞が見送られていた。 その代わりに財団法人日本産業デザイン振興会グッドデザイン賞が受賞されている。

50000形VSE車のほうは、両方受賞されているけど。

現在EXEによるスーパーはこね号は、土曜・休日の1往復(17号、32号)のみとなっているけど、7000形LSEまたは10000形HiSE車で代行運転される場合がある。なので、EXEによるスーパーはこね号に乗ることが出来てよかったです。

20000形の箱根系統は、土曜・休日のはこね号の4往復となっているけど、以前はスーパーはこね号やさがみ号にも使用されていたことがあった。

20000形のほうは、新宿→唐木田間のホームウェイ号にも使用されているけど、50000形VSEと同様に江ノ島線への定期運用が行われていない。

50000形VSEと言えば、1月1日に新宿→片瀬江ノ島間のニューイヤーエクスプレス7号に使用されていたことで話題となっていた。この時に使用されていた編成は50002Fで、BL賞の受賞記念ロゴが付いたままで運転されていた。

途中新百合ヶ丘、町田、大和、藤沢に停車していた。 江ノ島線はもちろんのこと、新百合ヶ丘駅の停車のことで、定期列車では有り得ない状態となっていた。

ニューイヤーエクスプレスは、12月31日から1月1日にかけて特別運転される特急で、2000年度までは、初詣号と呼ばれていた。

現在特急えのしま号のほうは、30000形EXEのみでの運用となっている。 筆者が母の実家である鎌倉に行った時に、3100形NSE車や7000形LSE車に良く乗っていたことがあったけど、現在は思い出の出来事となっている。あとは、旧3000形SSE車によるえのしま号にも乗ったことを覚えている。

旧3000形SSE車のほうは、あさぎり号のほか、さがみ号やえのしま号などの小田急線内の特急にも使用されていたけど、1989(H元)年をもって、あさぎり号以外の列車から撤退していた。

1991(H3)年3月15日をもって定期運用(あさぎり号の運用)から撤退。 翌年の1992(H4)年3月8日、新宿~唐木田間のさようなら走行会をもって引退していた。 どうせなら、箱根湯本への乗り入れを復活させてほしかったと思いました。

この旧SSE車は、1957(S32)年7月6日に登場したので、今年で生誕50周年を迎えることになる。 こちらは、小田急ロマンスカーの原点となった車両となっているので、ロマンスカー誕生50周年ということにもある。あとは、記念すべき鉄道友の会のブルーリボン賞受賞第一号でもあった。

あとは、今年4月1日には、小田急線の新宿~小田原間が開業してから80周年を迎えることになるので、盛大なイベントが期待されています。

小田急電鉄の制服の一新は、開業80周年記念の一環として、昨年10月1日に行われていた。

この前には、5000形の5051Fを見ることが出来たけど、来年度中に新4000形が導入されることによる1000形の地上線転用により、順次廃車となる予定となっている。

1000形の6+4編成の地下鉄乗り入れ運用は、イベント用として残される可能性があります。

筆者が乗車した車両は、付属の4両編成側の9号車。 こちらは、新宿~小田原間10両編成で、前の6両が箱根湯本行き、後ろ4両が小田原止まりとなる。

30000形EXEは、10両編成で定員が多いので、通勤特急としても重宝されている。 来年3月に登場予定の千代田線直通用の60000形MSEも、このようなコンセプトが受け継がれることになる。

60000形MSEは、50000形VSEと同様に日本車輌で、新4000形は、東急車輌で製造されることになっているので、通勤車は東急車輌製、特急車は日本車輌製が主流となる。

30000形EXEの製造メーカーは、30051~30055Fが日本車輌、30056、30057Fが川崎重工となっている。

箱根登山線への小田急車の乗り入れは、通勤形は一部を除いた6両編成に限定されていたけど、昨年3月18日以降は、4両編成の乗り入れも開始されていた。 

EXEの3号車と9号車には、売店カウンター、列車電話、自動販売機があるけど、自動販売機のほうは、後から設置されていた。 4号車にも列車電話あり。 やはり携帯電話の普及により、50000形VSEからは、列車電話が廃止されている。その代わりにデッキ部分が携帯電話通話スペースとなっている。

50000形VSEの3号車と8号車には、喫煙ブースがあるけど、3月18日からの全面禁煙化により、どうなるのか分からない状態となっている。

30000形EXEのほうは、5、6、7号車が喫煙可能な車両となっているけど、3月18日からはやはり禁煙化されることになる。 

こちらは、スーパーはこね号なので、新宿~小田原間ノンストップでした。 途中LSEの7002Fによるはこね号とすれ違いました。 7002Fは、1981(S56)年に導入された編成であり、翌年の1982(S57)年12月8日から15日までの間、新型特急車両開発計画の一環として国鉄に貸し出された上で大船~熱海間で試験運転されていた時に使用されていた。 当時は、根府川鉄橋を渡るLSEの姿が見られていた。 

7000形LSEの7001Fが登場したのは、1980(S55)年12月27日のことで、はこね17、18号に使用されていた。

7000形LSE車は、1996(H8)年から1998(H10)年に掛けてリニューアル化され、4号車のトイレが和式から洋式に変更されていた。

こちらのほうは、かつては3100形NSEと共通運用となっているけど、現在は10000形HiSE車との共通運用となっている。

やはり登場から25年以上経っているので、10000形HiSE車と同様に今後の動向が注目されています。

多摩川の鉄橋からは、富士山が見えました。

登戸駅は、下りホームのインフラ部分が完成していました。

海老名では、20000形RSE車によるあさぎり4号とすれ違いました。 20000形RSE車のほうも、10000形HiSE車と同様にバリアフリーに適合していないために、今後の動向が気になります。

厚木駅構内には、休車扱いとなった7514号車が留置されていました。

本厚木駅留置線には、2000形の2053Fを見ることが出来ました。 2000形は、1995(H7)年3月4日に登場。 1000形がベースとなっているので、1000形のマイナーチェンジ版というイメージが強い。 翌年の1996(H8)年にはグッドデザイン賞に輝いていた。

こちらは東急で言えば、9000系と2000系の関係に当たっている。

1995(H7)年には2編成、1998(H10)年には1編成、2000(H12)年から2001(H13)年に掛けて6編成の計9編成導入されているけど、全て8両固定編成であるため、江ノ島線および箱根登山線では使用されていない。

こちらは、将来10両編成化され、千代田線への乗り入れに使用されることを見据えた設計となっているけど、今年9月に登場予定の新4000形の登場により、2000形の地下鉄乗り入れが幻となってしまう。

2000(H12)年に導入された2054Fは、2600形で唯一VVVF化改造された2666Fから流用されたモーターが使用されている。  

本厚木駅を出た後、丹沢の山並みの風景に変わりました。 こちらは、新宿から乗り換え無しで行ける路線だとは思えないほどの風景となっているので、中央線の高尾~大月間みたいな状態となっている。

伊勢原~鶴巻温泉間では、10000形HiSEとすれ違いました。

50000形VSEの登場により、10021Fと10061Fが長野電鉄に譲渡されていたけど、10001Fと10041Fが残っている。 

長野電鉄では、2000系の2編成が残されているけど、A編成(2001F)が、登場当時の茶色の塗装が復元されていた。 

これは、1957(S32)年3月15日に、長野電鉄の特急が運転開始されてから今年で50年を迎えるという一環で復元されていた。 こちらは2月17日から営業運転が開始されている。

D編成(2007F)のほうは、今年7月を目処に、1990(H2)年まで使用されていたりんご塗装が再現されることになっている。

筆者はこのようなことになることを予想していました。
新松田~開成間の酒匂川鉄橋付近では、日本を代表する火山である富士山が見えました。 やはりこの富士山に反応していた人が多かったです。

開成駅では、3100形NSE車のモックアップを見ることが出来ました。 こちらは2004(H16)年6月5日の2600形さよならイベントで入ったことがある。 

開成駅には、6月のあじさい祭りの時に、ロマンスカーのさがみ65号が臨時停車することになるけど、この場合は30000形EXEの6両編成で運転されることになる。

2003(H15)年3月29日のダイヤ改正から、2004(H16)年12月までの間は、30000形EXEの全区間6両単独編成によるはこね号が運転されていたことがあった。

小田原に到着した後、分割シーンを見ました。 30000形EXEの貫通型のマスクは、普段は相模大野以西でないと見られない状態である。

切り離された後ろの4両のほうは、箱根寄りの留置線に引き上げられていました。

以前は足柄駅構内にある留置線に引き上げられていた。

かつては足柄駅の留置線から日本専売公社(現日本たばこ産業(JT))の小田原工場)まで、貨物専用線が出ていたことがあった。

小田急の足柄駅構内に留置線があるということで、西武秩父線の横瀬駅と雰囲気が似ています。

小田急の足柄駅のある場所は、かつて足柄村と呼ばれていた。

足柄駅のほうは、JR東海・御殿場線(静岡県駿東郡小山町)にもあるけど、こちらのほうが金太郎で有名な足柄峠に近い。

あの後、小田原駅構内の箱根そばで立ち食いそばを食べました。

小田原駅は、2003(H15)年3月20日に橋上駅舎に改築されているので、南北の行き来が容易となった。

小田原駅付近の小田原城では、梅祭りが行われていたけど、河津桜優先のために見物を見送っていた。

あの後は、185系による特急踊り子107号で伊東まで行きました。

(2へつづく)
by hy_sengen-sin | 2007-02-28 12:05 | 鉄道乗車記