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交通(主に鉄道)活動・イベントの日記です。フェルメール・ブルーとは、筆者のお気に入りの列車である小田急60000形MSEの色である。


by hy_sengen-sin

小田急9000形もラスト

1972(S47)年以来、小田急線で活躍していた9000形が、3月17日をもって定期運用から離脱、5月13日のさよなら運転で運用離脱されました。

9000形は、1978(S53)年3月31日から、1990(H2)年まで、営団地下鉄(現、東京メトロ)千代田線直通列車として綾瀬(足立区)まで乗り入れていたことがあった。

3月15~17日、9407FにHMが取り付けられて運転されていたけど、9404Fには取り付けられていなかった。

3月15日、HM付きの9407Fは、江ノ島線のローカル運用だった。

5月13日には、秦野から唐木田まで特別団体列車が走り、唐木田ではイベントが行われることになる。

9000形の近況 9401F=最近運用離脱され、大野工場でクーラーが外された状態となっている。

4連の9001Fは、海老名に留置中だけど、保存前提だと思われる。

2004(H16)年12月をもって引退した4000形は、さよなら運転が行われずに寂しい幕切れとなった。

9000形では、さよなら運転が盛大に行われることになるので嬉しい出来事である。

3月17日の定期運用最終日の運用 9404F=足柄→(回送)→小田原→(急行)→新宿→(急行)→小田原→(各停)→相模大野(入港・出庫)→(回送)→唐木田入庫と午前中で終了。

9407F(HM付き)=海老名(出庫)→(回送)→本厚木→(各停)→新宿→(各停)→本厚木→(回送)→伊勢原→(回送)→海老名(入庫・出庫)→(回送)→町田→(各停)→新宿→(各停)→本厚木→(回送)→(海老名入庫)と夜まで各停運用されていた。

筆者は、3月17日に新宿から本厚木まで通しで乗車。

途中経堂、新百合ヶ丘、海老名で待避のために長時間停車していたので、絶好の撮影タイムとなりました。 このようなことは、各駅停車ならではだと思います。

この列車は、13時23分、新宿駅地下ホーム(9番線)を発車。 この時に人が集まっていました。

この日は、東海道線の113系のラストランと重なっていたけど、平日の日中にも関わらず人が集まっていました。 やはり小田急9000形も、人気車両であったということが分かります。

筆者は最後部の車両の9407号車に乗車。 

この9000形は、1972(S47)年にデビュー。 当初は、4両編成10本の配置だった。 このうちの1本であった旧9010Fは、1977(S52)年に6連化されて、9409Fとなった。

地下鉄千代田線乗り入れ対策ということで、先頭車の電動化、界磁チョッパ制御装置、貫通ドア付きの斬新なスタイルが採用され、話題の車両となっていた。

1973(S48)年には、ローレル賞を受賞。

1978(S53)年3月31日、地下鉄千代田線乗り入れにも使用開始。 当時は6+4による運転だった。 この6+4での運転は、1000系の一部にも継承されている。

入れ替わりに登場する3000形の3276Fは、フルカラー式LEDが採用されたけど、表示は明朝体となっている。3月27日から28日にかけて、8両固定の3664Fが導入される予定。

これにより、初期型の5000形の廃車が開始されることが予想される。

経堂では、快速急行の通過待ち、急行の待ち合わせ 新百合ヶ丘では、急行の待ち合わせ、特急あさぎり号の通過待ちのほか、常磐線からの多摩急行の待ち合わせも行われていた。 この日は、常磐線が強風によりダイヤが乱れていたので、遅れて到着していた。あとは、VSEの通過待ちもあった。

相模大野の車両基地には、9405Fの残り2両のほか、先日廃車となった9401Fの一部の廃車体を見ることが出来ました。 これにより、9407Fの車内から9401、9405Fの最後を見届けたことになる。

北館林での小田急9000形の廃車体=筆者は、昨年7月18日、東武佐野線の1800系の車内から、9403Fまたは9408Fの廃車体を見たことがある。

東武の1800系の一般改造車は、3月18日のワンマン化により、佐野線から撤退している。

海老名では、町田始発の箱根湯本行きとの待ち合わせ。

本厚木到着後、回送の表示となり、伊勢原まで回送されていました。 本厚木で8連への車両交換ということで、2000系に交換されていた。この後、HiSE10000系によるはこね29号を見ることが出来ました。 この列車は、町田のほか、本厚木にも停車。

この10041Fは、唯一残っているHiSEで、LSEと共通で運用されている。かつては、HiSE使用列車が限定されていたこともあった。

4月16日から17日までは、長野電鉄に譲渡される予定のHiSE10000形の4連2本が豊川から首都圏、日本海経由で屋代まで輸送されることになっている。

11連のうち、譲渡の対象から外された7両の中間車は、豊橋港まで陸送されて、その場で解体されている。

本厚木で、9707Fの通過を見た後、3000系の急行相模大野行きで海老名まで移動し、ここで9707F入庫のシーンを見ました。

厚木操車場には、相鉄の7000系が目立っていました。

9707Fは、厚木寄りのホームから撮影出来る位置(海老名車両基地、小田急の旧3000形SSE車の保存庫の横の49番線)に留置され、再出庫の時までここで過ごしていました。海老名の車両基地の厚木寄りにある、小田急の旧3000形の保存庫といえば、秋のイベントの度に、一般公開されることで有名である。

海老名の車両基地の新宿(座間)寄りには、旧塗装の2600形(2670F)が未だに置かれていました。 営業運転離脱から2年が経つけど、本当に動向が気になります。

その隣には、休車中となっている9001Fを見ることが出来ました。 末期は9002F(のちに9009F)と組み、簡易8両固定編成として走っていた。 そのため、9301号車は、ライト・運転台が撤去されたスタイルとなっている。

この9000形の8両簡易固定編成は、昨年11月の9003F+9004Fの廃車により、見納めとなっている。
9000形の4連バージョンは、今年1月中旬の9007Fの廃車により、9001Fを除いて全廃となっている。

小田急9000形の廃車は、今年4月にかつての9010Fから6両化された9709Fを皮切りに開始されたけど、前回の4000形の時みたく、とても早いペースで行われていました。

海老名から相模大野までは、5000形の急行で移動。この5000系列の車両は、当たり前のように見られる車両となっているけど、数年後に全廃となる予定となっているので、9000系と同様に思い出の車両と化してしまうことになる。

相模大野で江ノ島線からの運用を見たけど、9404Fは来てなかったです。 こちらは午前中に入庫していたので。

相模大野から町田までは、3000形で移動したけど、以前床下にカバーが付いていた3263Fに当たっていました。こちらは、正式に採用されることは無かったのである。

町田から新宿までは、50000形VSEによるはこね28号で移動。 3月19日に1周年を迎えることにより、1周年記念として乗車。 この時の編成は、50001F。 新宿~町田間だけでも利用する人が多かったので、この時も満席状態でした。 今回は発車直前で満席となったので、いい時に特急券をGETして正解でした。

筆者がVSEに乗ったのは、昨年4月28日以来でした。 あの時は、新宿から町田まで50001F、小田原から新宿まで50002Fに乗車していた。

今回は9号車に乗車。 座席はリクライニングの角度が深く、シートピッチが広かったので、東武の100系スペーシアみたいに快適な状態でした。

狛江駅手前では、架線にビニールが絡まったために一時停車していました。 すぐに復旧していたのでよかったです。 前回新宿から町田まで50001Fに乗った時もこのような状態があった。 あの時はダイヤが大幅に乱れていた。

多摩川を渡る時には、液晶ディスプレーに、多摩川を渡りますという表示がありました。

定刻よりも遅れて新宿に到着。

現在グッドデザイン賞受賞記念のマークもありました。

新宿駅のホームで記念撮影する人が多かったので、1年経っても人気が衰えていないということが分かります。 

3月19日は、VSE1周年記念行事が盛大に行われていました。これに伴い、1周年記念のロゴマークが付いていました。 筆者は3月21日にそれを見たのである。

5月13日には、唐木田で9000形の惜別イベント、秦野から唐木田まで特別列車が運転されることになる。

このイベントでは、かつて千代田線で顔を合わせていた東京メトロの6000系も展示されることになる。

イベント列車は、秦野 8:35発→唐木田 9:40着となる予定である。

この応募は、4月14日締め切りである。 定員は1000名だけど、かなり高い倍率になることが予想されます。
by hy_sengen-sin | 2006-03-17 11:02 | 鉄道車両・路線