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交通(主に鉄道)活動・イベントの日記です。フェルメール・ブルーとは、筆者のお気に入りの列車である小田急60000形MSEの色である。


by hy_sengen-sin

青梅線の風っこ

この日(11月13日)は、青梅線の風っこの追っかけと、総武線の特急しおさい号の乗車を行いました。

ルート 目白~新宿~立川~青梅~奥多摩~青梅~東京~蘇我~千葉~佐倉~東京~錦糸町~亀戸~錦糸町~品川~目白

新宿から立川まで、215系によるホリデー快速ビューやまなし号に乗りました。

今回使用されていた編成は、NL4編成(クモハ215-4F)でした。6月25日に三鷹まで乗った時はNL2編成だったけど。

215系は、オール2階建ての10両編成で4M6T 先頭車のMc車は、中間部がすべて2階席(ハイデッカー車)となっている。

グリーン車は、4号車と5号車 筆者は、昨年9月25日に大崎から横浜まで乗ったことがある。

運転開始日は、1992(H4)年4月20日。 湘南ライナーの一部でデビュー。当初は、東海道線の快速アクティーにも使用され、熱海へも乗り入れていた。 当初は1編成しか無かったため、車両整備等で使えなかった場合は、田町の185系または211系によって代行運用されていた。

翌年の1993(H5)年12月改正の時には、3編成導入される。 同時に湘南新宿ライナー(現おはようライナー新宿、ホームライナー小田原号)にも進出、湘南ライナー、快速アクティー運用も増えたけど、朝の上り湘南ライナーが、東京・新橋駅総武地下ホームに乗り入れるようになったため、当初増備された車両にはATCも付いていた。

2001(H13)年12月1日、湘南新宿ラインの新設により、新宿~逗子、横須賀、小田原間の運用にシフトされ、快速アクティーから撤退。
1998(H10)年3月から、湘南新宿ラインの前身として、土・休日に215系使用によるビュー鎌倉号(新宿~鎌倉間)およびビュー湘南号(新宿~平塚間)も運転されていた。

昨年10月16日 湘南新宿ラインの大増発・オールE231系の直通列車化により、215系が湘南新宿ラインから撤退。 平日は本来のライナー運用に専念。ビューやまなし号運転日以外の土・休日には、回送時を除き、運転されなくなった。

あとは、臨時快速伊豆号(東京~伊東間)にも運転されていたこともある。

215系のATC装置 昨年2月29日の東京トンネル区間(品川~東京~錦糸町間)のATS-P化により、現在は撤去されている。 2000年から2001年にかけて、ATC装置を生かし、215系が山手線を走ったこともあった。

215系のトイレは、3、5、8号車にあり、3、8号車には特急型車両以外では珍しい、男性用小トイレも完備されている。

カード式電話=2、4、9号車にあったけど、やはり、携帯電話の復旧により撤去されている。

ビューやまなし号は、新宿~小淵沢間で運用。 1、2、3、8、9、10号車が普通車自由席 4、5号車がグリーン車指定席 6、7号車が普通車指定席となっている。

新宿 9:06発→小淵沢 11:58着 小淵沢 16:17発→新宿 18:53着

途中停車駅は 三鷹、立川、八王子、高尾、相模湖、大月、勝沼ぶどう郷、塩山、山梨市、石和温泉、甲府、韮崎
運転日は、11月27日までの土・休日

この列車は、2階席から景色を楽しむためにある。 新宿発車時点では人気の2階席が埋まり、1階席には空席があった。

ゆっくり寝ていきたいなら、1階席がおすすめである。

三鷹~立川間の高架化工事 昨年7月に、武蔵小金井駅、昨年11月に武蔵境、東小金井駅の下り線が仮線化されている。 一昨年9月27日の上り線の仮線化の時は、武蔵小金井駅付近の配線に異常があり、運転再開が遅れてしまったということがあった。
下り線の仮線化が2回に渡って行われていたのがそのためである。

今年9月には、国立駅の上り線が仮線化されている。 現在は、国立駅付近の下り線の仮線化工事が行われている。

西武多摩川線の武蔵境駅 工事開始前は、中央線下りホームに隣接し、改札が共通だったけど。現在は、JRと分離されている。 西武の駅も、JRに合わせて高架化されることになっている。

立川から青梅まで、青梅線の201系(青梅特快)で行きました。 当然のことながら、中央快速線はもちろんのこと、青梅・五日市線にもE233系が導入されることとなっている。

青梅線の路線 立川~西立川~東中神~中神~昭島~拝島~牛浜~福生~羽村~小作~河辺~東青梅~青梅~宮ノ平~日向和田~石神前~二俣尾~軍畑~沢井~御嶽~川井~古里~鳩ノ巣~白丸~奥多摩

五日市線の路線 拝島~熊川~東秋留~秋川~武蔵引田~武蔵増戸~武蔵五日市

青梅線の複線区間 立川~東青梅間 東青梅~青梅~奥多摩間は単線である。五日市線は全区間単線。

青梅線は、1894(M27)年11月19日に、青梅鉄道の路線として、立川~青梅間に開業したのが始まりである。 当時は軌間762ミリの非電化路線だった。

翌年の1995(M28)年12月28日に、青梅~日向和田間の貨物線が開業。 この区間が旅客化されたのは、1898(M31)年3月10日のことである。

1908(M41)年2月18日、現在の1067ミリに改軌

1914(T3)年4月1日 日向和田駅移転、宮ノ平駅貨物駅の新設

1920(T9)年1月1日、日向和田~二俣尾間開業

1923(T12)年4月1日 宮ノ平駅の旅客化 同年4月25日に、立川~二俣尾間が電化され直流1200Vの路線となる。

1929(S4)年5月4日、青梅電気鉄道に社名変更。同年9月1日に、二俣尾から御嶽まで延長される。

1930(S5)年 直流1500Vに昇圧

1944(S19)年4月1日 国有化され、現在の青梅線となる。同年7月1日に、氷川(現奥多摩)まで延長され全線開通

1949(S24)年6月27日、朝に青梅→東京間の直通運転列車が新設。翌年の1950(S25)年10月1日には、反対方向(東京→青梅間)の直通運転列車が夕方に新設された。

1971(S46)年2月1日 CTC化と同時に氷川駅が奥多摩駅に改称された。

青梅線では、石灰石輸送貨物列車も走っていたけど、1998(H10)年8月13日をもって廃止されている。

昨年 立川~青梅間開業110周年、御嶽~奥多摩(氷川)間開業60周年を迎えた時に、客車牽引の臨時列車も運転されていた。

青梅線のうち、青梅~奥多摩間を、渓流区間と呼んでいる。この区間は、多摩川の渓流に沿って走っている。

五日市線のほうは、拝島駅から分かれる路線で、今年の4月21日に開業80周年を迎えていた。 こちらは五日市鉄道として開業した路線で、青梅線と同様に、1944(S19)年4月1日に国営化され、現在はJRの路線となっている。電化されたのは、1961(S36)年4月17日のこと。

1971(S46)年2月1日まで、武蔵五日市から、武蔵岩井へと伸びる支線も旅客運行されていた。同時に大久野~武蔵岩井間も廃止。 1982(S57)年11月15日をもって、武蔵五日市から大久野への貨物支線も廃止されている。こちらの路線では、石灰岩輸送も行われていた。

武蔵五日市駅=1996(H8)年7月6日に高架化。支線が運行されていた頃の面影が無くなっていた。

五日市線の走るあきる野市は、1995(H7)年9月1日に、秋川市と五日市町が合併した市で、今年で合併10周年を迎えた。熊川~東秋留間にある多摩川橋梁で、福生市からあきる野市に入る。

青梅線の日向和田駅=梅の名所の吉野梅郷の最寄り駅で、観梅のシーズンには賑わう。 観梅シーズンに限り、ホリデー快速おくたま号が臨時停車する。

びゅうコースター風っこ号は、2000(H12)年にキハ48型DCから改造された車両で、トロッコ仕様となっている。 冬場には、はめ込み式の窓が入っており、今回の青梅線での運転の時もそれが付いていた。所属基地は、小牛田車両センター。今年の秋は、遠征が続いている。

2両編成で、トイレは1ヶ所で車椅子対応の洋式となっていた。 今回の青梅線での運転の時は、汚物タンクが取り付けられていたのにも関わらず、トイレが使用出来なかった。

今回は11月12、13、19、20日の青梅~奥多摩間の2往復での運転であったけど、紅葉シーズンであること、都心から近い場所で風っこに乗れるということで、4日間ともに全列車満席状態だった。

奥多摩湖は、絶好の紅葉の名所で、奥多摩駅から西東京バスで平常時15分で行ける。

あとはバスで、有名な日原鍾乳洞にも行けるし。

あとは、鳩ノ巣渓谷も紅葉の名所である。

ホリデー快速おくたま・あきがわ号の時刻 新宿 7:44、8:19、8:47発

奥多摩 15:26、16:23、16:52発

武蔵五日市 15:55、16:47、17:21発

前の5~10号車が、おくたま号(奥多摩発着)、後ろの1~4号車が、あきがわ号(武蔵五日市発着) 1~4号車は、1号車に女性専用車のステッカー、4号車に弱冷房車のステッカーがあるのが目印である。

途中停車駅 中野、三鷹、国分寺、立川、西立川、拝島、福生、青梅、御嶽 あきがわ号は、五日市線内各駅に停車

これらの列車は、武蔵小金井発新宿行き快速 武蔵小金井 7:10、7:49、8:07発で出庫し 新宿発武蔵小金井行き快速 新宿 17:04、17:55、18:36発で入庫する。

あきがわ号のほうは、武蔵五日市到着後、一部の列車は拝島~武蔵五日市間の間合い運用(拝島への回送)にも使用されている。

奥多摩発で唯一の東京直通列車は、奥多摩 6:03(土・休日は6:05)発の東京行き快速、624Hである。 こちらは奥多摩→青梅間4両編成で、青梅駅で、後ろの6両編成が増結されることになる。 送り込みは、青梅発奥多摩行きの525H 平日は先頭部の1号車が女性専用車両となる。(奥多摩駅から設定)

東京~武蔵五日市間の直通列車 1日2往復(土・休日は1.5往復) 東京発 平日 17:24(後4両拝島止まり)、19:13(後4両は高麗川行き) 土・休日 18:12(前6両は青梅行き)、19:17(後4両は高麗川行き)

武蔵五日市発 平日 6:34、7:05(どちらも前4両は高麗川発) 土・休日 7:28(青梅特快、前4両は高麗川発)

この次の風っこの運転は、11月26、27日に南房総(館山~安房鴨川間)となる。さらに来年2月18、19日も運転予定あり。

これまで、10月15、16日に烏山線、11月3、5、6日に吾妻線で運転されていた。

今回風っこに乗ることが出来なかったので残念に思いました。 この風っこの車内は、今から5年半前の品川駅での展示会で入ったことがある。

青梅駅=今年3月2日にレトロステーションとして改装された駅で、ホームにある立ち食いそば屋も、レトロ調の思ひ出そばとなっていた。 筆者は、3月10日の観梅の時に立ち寄っていた。

青梅鉄道公園の最寄り駅でもあり、ここには、0系新幹線なども展示されている。ここは、交通博物館の分館で、1962(S37)年に開館している。 
交通博物館のほうは、ご存じの通り、来年3月をもって一旦閉館し、再来年の10月にさいたま市に再オープンする予定となっている。

青梅駅の発車メロディ=今年3月29日から、ひみつのアッコちゃんとなっている。

周辺には、天才バカボン、ひみつのアッコちゃん、おそ松くんなどの原作者である、赤塚不二夫氏の作品が展示されている青梅赤塚不二夫会館、昭和レトロ商品博物館もある。

風っこを見送った後、201系四季彩による奥多摩行きで、奥多摩まで行きました。 さすがに紅葉シーズンであるということで混雑していました。

この新デザインになった四季彩号に乗ったのは今回が初めてでした。実際に見たのは、6月25日の三鷹電車区でのイベントの時だったけど。

この編成は、2001(H13)年に四季彩に改造される前は、武蔵小金井電車区(現在は豊田区に統合されて廃止)所属のダブリの付属編成(4両のH26編成)として使用されていました。

四季彩といえば、2002(H14)年10月6日に、大月駅100周年記念号として、立川から大月まで運転されていたことがありました。 自分は大月から立川まで乗っていた。あの時は、青梅線の渓谷区間(青梅~奥多摩間)を走るはずの四季彩が、中央東線のトンネル区間を飛ばしてた姿は、従来の201系と比べて新鮮そのものでした。 もちろん、初狩駅構内でのイベントにも参加したけど。

四季彩の運転時刻(土・休日のみ運転)

立川発 6:39 青梅発 7:10、8:56、10:41、12:11、13:35、15:15、16:44

奥多摩発(すべて青梅行き) 8:04、9:50、11:32、12:53、14:19、16:04、17:39

その他、青梅 6:00発→立川 6:29着の列車にも使用される。

10月15、16、22、23、29、30、11月3日、5,6日には、川崎~奥多摩間、南武線経由で直通運転される快速川崎~奥多摩ハイキング号が運転されていた。

この川崎~奥多摩ハイキング号は、2000(H12)年5月27日の登場当時は、田町電車区(現田町車両センター)の165・167系アコモ車で運転されていたけど、のちに、中原電車区の103系4両編成が使用されていた。 

2002(H14)年10月12日から、現在の201系四季彩号で運転されるようになる。

停車駅は、川崎~武蔵小杉~武蔵溝ノ口~登戸~立川~拝島~福生~河辺~青梅~(この区間は各駅に停車)~奥多摩

下りの奥多摩行きは、西立川駅にも停車するけど、上りの川崎行きは、西立川駅構内の配線の関係で、西立川には停車しない。

立川~西立川間 東京、新宿方面(中央線)からの直通の下り列車のみ、単線の連絡線(ミステリー線)を通ることになるけど、川崎~奥多摩ハイキング号(南武線直通)は、上り列車もここを通ることになる。

西立川駅は、昭和記念公園の最寄り駅となっており、ホリデー快速が西立川駅にも止まる理由は、このことである。夏場にはレインボープールも開設されるけど、西立川駅が最も近いということになる。

御嶽駅=御岳山の最寄り駅で、駅前からケーブル下まで多摩バスで行き、滝本駅からケーブルカー(御岳登山鉄道)で御岳山駅まで行くことになる。さらに、御岳平駅からリフトで大展望台駅まで行くことも出来るし。

御岳登山鉄道は、京王グループの会社である。 筆者は未だ乗ったことがないので、機会があれば乗りに行きたいと思っています。武蔵御嶽神社へは、ここから歩いて行くことになるのでハイキングには持ってこいの状態である。

高尾山=ケーブルカーまたはリフトの駅から高尾山薬王院まで歩いて行くことになる。高尾山のケーブルカー&リフト運用会社である、高尾登山電鉄は、京王の系列ではないけど、京王と仲が良い状態である。 高尾山の場合は、新宿から京王電車で、高尾山口へ、ここからバスに乗り換えずに颯爽と登山に行くことが出来るので絶好なポイントとなっている。

話は奥多摩に戻るけど、奥多摩駅で、風っこの撮影を行いました。 風っこは、2番線の末端部に停車。 奥多摩駅の2番線は、6両編成対応であるため、ホリデー快速奥多摩号は、3往復すべて2番線からの発着となっている。

青梅~奥多摩間の清流区間 御嶽、奥多摩駅を除き、4両編成までしか入線出来ない。そのため、大部分は、青梅で系統分割され、立川~奥多摩間の通しの運転は、朝と夜のみとなった。(一部青梅で分割・併合) 日中はすべて青梅乗り換えに。 

今から6年前の1999(H11)年8月26日に、八王子支社1周年記念の165系アルファ号で、青梅から奥多摩まで乗ったことがあります。 こちらも展望型電車で、多摩川の渓流を眺めるkとの出来る列車となっていた。

アルファ号は、1990(H2)年3月10日、東京と舞浜を結ぶシャトルマイハマ号として、急行用の165系から改造された車両としてデビュー。当時は、オリジナルの時代と同様、幕張電車区(現幕張車両センター)所属だった。 

のちに新潟支社(上沼垂運転区(現新潟車両センター))に移り、アルファ号に名称変更。

以来新潟地区等でイベント列車として使用されていたけど、2001(H13)年5月に廃車となった。 

このアルファ号には、1999(H11)年10月に吾妻線、翌年の2000(H12)年11月に山梨エリア(中央線)のワイン列車で乗ったことがあります。 ワイン列車=アルファ号最後の乗車となった。

奥多摩駅=山小屋風の駅舎で、御嶽駅と同様に関東の駅百選に選ばれている。

イベントの時のみ、奥多摩駅舎の2階にも入ることが出来る。

奥多摩駅前では、多摩川の支流である日原川原産のニジマスの塩焼きを食べることが出来ました。 川魚といえば、イワナやヤマメ、ニジマスなどが有名である。

この後、周辺の多摩川渓流で紅葉を見物しました。

奥多摩から青梅まで乗った編成は、クハ201-149Fの4両編成。 元中央・総武緩行線で箸っていた車両である。

青梅から東京まで、201系の青梅特快で一直しました。

立川~青梅間は夜でもいいけど、青梅~奥多摩間の多摩川清流区間は、明るいうちに乗りたい路線であります。 一番最初に奥多摩まで行った、1998(H10)年11月27日は日没後で何も見えなかったけど、翌年の1999(H11)年4月24日の八王子支社1周年記念乗車券の旅の時に初めて明るい時に乗ったのである。

11月26日には武蔵五日市駅で80周年イベントが行われ、拝島~武蔵五日市間で、懐かしの行き先表示がイメージされたHM付きの201系が運転される。

拝島発 11:04、11:54、12:47、13:45、14:39

武蔵五日市発 11:30、12:21、13:16、14:13、15:05

武蔵五日市駅では、西東京バスのボンネットバス(夕焼けこやけ号)、五日市線の写真展などが行われる。
by hy_sengen-sin | 2005-11-14 14:17 | 鉄道乗車記