さらば381系しなの号
2008年 05月 08日
臨時しなの号として残されていたJR東海の381系の最後の1本であるP2編成(クハ381-121F)が、昨日西浜松まで廃車回送されていました。最後の運用はGW輸送(4月26,27,29日、5月3,4,5,6日)のしなの81,84号(名古屋~白馬間)
運用終了の翌日に廃車回送。
これにより、JR東海の381系が全廃となってしまいました。
貫通型先頭車(0番台)のほうは、しなの号のみ在籍していたけど、2001(H13)年に全廃となってしまった。
一昨年9月にはP1編成が廃車となっていたけど、筆者は同年1月に塩尻から松本まで乗ったのが最後となってしまった。
これにより国鉄色のパノラマグリーン車も見納めとなったし。
元祖振り子式特急である381系は、くろしお号とやくも号で活躍しているけど、どちらもリニューアル化されている。やくも号のリニューアル車は、ゆったりやくもと呼ばれている。
国鉄色の381系のほうは、くろしお号(日根野)で残存しているので、全廃にはなっていない。
しなの号の381系は、1973(S48)年7月の中央西線の全線電化に合わせて登場。 1996(H8)年12月に383系の増備により、定期運用から離脱。長野オリンピック輸送終了後、順次廃車となり、今年5月をもって全廃、35年間の歴史に終止符が打たれていた。
1973(S48)年に381系が登場した後、キハ181系DCの運用が2往復残されていた。 その2年後の1975(S50)年には、キハ181系が381系に置き換えられていた。
キハ181系DCは、1968(S43)年に登場以来、今年で40周年を迎える。 現在は、山陰エリアの特急はまかぜ号(大阪~播但線経由~鳥取間)が唯一の定期運用となっている。あとは、神戸駅に停車する唯一の特急でもある。 スーパーはくと号は全て神戸駅通過なので。
京都総合車両所所属のはまかぜ号用のキハ181系DCは、全てJR西日本オリジナルカラーとなっているけど、リバイバルカラーを望む声が高まっている。
2005(H17)年2月28日に特急いそかぜ号(益田~小倉間)の廃止により、オリジナルカラーのキハ181系DCの定期運用が全廃となっていた。こちらは、関門トンネルを走る最後の昼行特急として有名だった。
1985(S60)年3月14日の改正で、旧まつかぜ号から分離された当時は、米子~博多間の運用だった。 1993(H5)年3月18日に小倉~博多間、2001(H13)年7月7日に米子~益田間が廃止されていた。
381系の配置当時は、長野運転所(現、JR東日本、長野総合車両センター)所属だったけど、1982(S57)年11月15日の改正で、神領電車区(現、JR東海、神領車両区)に移管されていた。
381系が全廃になった後、名古屋~白馬間の臨時しなの号の動向が気になります。 もしかすると、383系の白馬乗り入れが復活するかもしれないし。
これらの画像は1月14日に松本駅で撮影した381系しなの81号のP2編成。いい時に撮影しておいて正解でした。
by hy_sengen-sin
| 2008-05-08 12:48
| 鉄道車両・路線