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交通(主に鉄道)活動・イベントの日記です。フェルメール・ブルーとは、筆者のお気に入りの列車である小田急60000形MSEの色である。


by hy_sengen-sin

土・日きっぷの旅9(ゆめぞら号)

十日町駅では西口から出て、地下通路を通り、以前からあるJR側の東口まで出ました。十日町市は、2月になれば十日町雪祭りが行われることになる。飯山線のホームにはキハ110-225号車が留置されていました。

十日町市ではへぎそばが有名でそばのつなぎには布海苔が使われている。
あとは、十日町絣という絹織物の産地としても有名だし。

ほくほく線の列車は越後湯沢(一部のみ)、直江津(全列車)まで直通運転が行われるけど、石打、大沢、上越国際スキー場前、黒井駅は全列車通過となる。一部は塩沢にも停車。

ほくほく線では快速が2往復運転されるけど、途中魚沼丘陵、美佐島、しんざ、大池いこいの森駅は通過となる。

ほくほく線は、計画当初は北越北線と呼ばれていたので、ほくほく線の由来であることが分かります。親しみを込めて平仮名のほくほく線となったと思われるし。ほくほくというとほくほくのじゃがいもみたいなイメージがある。

ほくほく線に沿っている国道253号線は、ほくほく街道と呼ばれている。

十日町から直江津まで、HK-100型の100番台によるシアタートレインであるゆめぞら号で移動しました。この時にHK100-3号車+7号車による越後湯沢行きと交換。前者は緑色、後者はオレンジ色のラッピングとなっていた。十日町駅には通過線があり、ここを金沢発越後湯沢行きのはくたか17号が通過していきました。この時の編成は、前の3両がJR西日本所属の681系(ホワイトウィング)、後ろの6両が北越急行所属の681系(スノーラビット)という混結編成となっていました。ラビット(うさぎ)ということでモーニング娘。の道重さゆみ女史によるうさちゃんピースを思い出しました。北越急行のローカル電車にもほっくんといううさぎのキャラクターが描かれているし。

ほくほく線のローカル電車にはトイレが付いていないので十日町での長時間停車で、トイレ休憩が可能となっていた。

ゆめぞら号の編成は、HK100-101号車+102号車による2両固定編成で、2003(H15)年に導入されていた。こちらは伊豆急行のリゾート21のロイヤルボックスみたく、トンネルに入ると花火、海中、天空、星空がテーマの音と光による映像が上映されることになっており、特別料金無しで乗れるのが嬉しいです。六日町寄りの101号車は全体に映し出される迫力映像、犀潟寄りの102号車はブラックライトによるイルミネーションによる映像となっている。座席は転換クロスシートとなっているけど、車端部にロングシートの座席がある。静かに乗ってたいならロングシートをご利用下さいという案内もあった。

ゆめぞら号の時刻は、越後湯沢 11時42分(快速)、16時46分発。直江津 9時17分発、14時19分発。前後運用の六日町7時40分発、直江津18時33分発の列車は、シアター上映が行われない。こちらは土曜・休日ならびに8月11日から19日までの毎日運転で、7月は花火編、8月は海中編、9月は星座編となる。海中編は新江ノ島水族館による協力映像。

今回は花火編が上映されていました。

上映区間は、魚沼丘陵~美佐島~しんざ間の赤倉トンネル、十日町~まつだい間の薬師峠トンネル、まつだい~ほくほく大島間の鍋立山トンネル、ほくほく大島~虫川大杉間の深沢・霧ヶ岳トンネル、うらがわら~大池いこいの森間の第一・第二飯室トンネルとなっている。

十日町~まつだい間には、薬師峠信号所が、まつだい~ほくほく大島間には、儀明信号場(鍋立山トンネル内)がある。

ほくほく線では、10月31日まで、1000円でほくほく線(六日町~犀潟間)の普通・快速列車に乗り放題というほくほくフリーパスが発売されているけど、これで特急はくたか号に乗ることが出来ない。
十日町駅を出た後、トンネルに入り、花火の映像が流れました。この時には日本最大の信濃川を渡りました。飯山線では、信濃川の景色を楽しむことが出来る。
次のまつだい駅は、十日町市松代にある駅で、2005(H17)年4月1日に十日町市と合併される前は、東頸城郡松代町と呼ばれていた。同時に中魚沼郡川西町、中里村、東頸城郡松之山町も十日町市と合併していたし。

十日町市自体は、1954(S29)年3月31日に、中魚沼郡十日町、中条村、川治村、六箇村が合併して誕生していた。 同年12月1日に吉田村が、1955(S30)年2月1日に下条村が、1962(S37)年4月1日に水沢村がそれぞれ編入されていた。

まつだい駅は、長野電鉄屋代線の松代駅と区別することや親しみが込められた駅名とするために、しんざ駅と同様に平仮名の駅名となった。
ここには、北口に道の駅まつだいふるさと会館が併設されており、ほくほく線発祥の地の碑、ほくほく線の線路敷設に使用されたモーターカー、ほくほく線建設に関する資料等が展示されている。
ここからバスで松之山温泉に行くことも出来る。

南口には、まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」に直結している。

ここを出た後は上越市に入り、ほくほく大島へ。ここは以前大島村と呼ばれていた。現在は上越市大島区。

上越市は、1971(S46)年4月に高田市と直江津市の合併により誕生。2005(H17)年1月には、安塚町、牧村、大島村、浦川原村、柿崎町、大潟町、頸城村、吉川町、中郷村、板倉町、清里村、三和村、名立町と合併し、上越市の行政区となったのである。

虫川大杉では、六日町方面の列車と交換していました。

うらがわら駅付近には、1971(S46)年まで存在していた頸城鉄道線の浦川原駅跡(浦川原バスターミナル)がある。
頸城鉄道線は、新黒井と浦川原を結んでいた軽便鉄道で、1968(S43)年10月に新黒井~百間町、飯室~浦川原間が、1971(S46)年5月に百間町~飯室間がそれぞれ廃止されていた。現在はルートが異なるものの、浦川原地区が再び鉄道で結ばれるようになった。

ここを出た後、最後のトンネル区間に入り、大池いこいの森駅へ。この後くびき駅に停車し、犀潟へ。
犀潟からJR線に入ったけど、この時に大阪発札幌行き(日本海ルート)の豪華寝台列車のトワイライトエクスプレス、和倉温泉(金沢)発越後湯沢行きの特急はくたか19号(どちらも北越急行所属の赤い681系)とすれ違いました。トワイライトエクスプレスのほうは、7月16日に発生した新潟中越沖地震の影響で運休となっている。

この地震で柏崎市などで大きな被害を受けていた。これにより信越線の犀潟~宮内間、越後線の柏崎~吉田間が運休となっている。

被害に遭われた皆様へのお見舞いを申し上げます。あとは、亡くなられた方々へのご冥福をお祈り致します。

直江津駅に到着。ここで新潟色や長野色の115系、北陸本線の475系(クハ471-2F)などを見ることが出来ました。

新潟の115系は、S1編成(クモハ115-1060Fによる2両編成)で、トイレが後から取り付けられていた為に和式の真空式となっていた。

この編成は震災当日に越後線で運用中に柏崎駅構内で脱線事故に遭ってしまったのである。

長野色の115系は、N2編成(クモハ115-1084F)+N33(クモハ115-1521F)編成を確認したけど、中央線の甲府より先の普通列車を思い出しました。

この時にはくたか18号を見ることが出来たけど、前の6両は北越急行の683系8000番台、後ろの3両は同681系2000番台となっていました。

直江津駅の橋上駅舎は、豪華客船飛鳥をイメージしたものとなっていました。

あとはJR東日本の485系による北越7号(金沢発新潟行き)や、快速くびき野4号(新潟発新井行き)も見ることが出来たけど、前者の北越号はいなほ号と共通のT15編成(クハ481-1007F、非リニューアル車)が、後者の快速くびき野号は、T17編成(クハ481-332F)が使われていました。やはり7月16日に発生した新潟中越沖地震の影響によりどちらも運休となっている。

直江津~金沢間は、2014年度中に北陸新幹線の長野~金沢間が開業した暁に、第三セクターに移管されることが決まっている。

(10へ続く)
by hy_sengen-sin | 2007-07-21 13:15 | 鉄道乗車記