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交通(主に鉄道)活動・イベントの日記です。フェルメール・ブルーとは、筆者のお気に入りの列車である小田急60000形MSEの色である。


by hy_sengen-sin

京王6000系の現状

京王6000系の編成

8両編成(都営線乗り入れ非対応) 6713、6714、6715、6717F

2両編成(都営線乗り入れ非対応) 6410、6411、6412、6413、6414、6415、6416、6417F うち6416、6417Fは、競馬場線でのワンマン運転対応。

4両編成(5ドア車、動物園線用ワンマン車、多摩動物公園ラッピング) 6722F

6両編成(5ドア車、相模原線用) 6721F

5両編成(5ドア車からの改造車) 6723、6724F

8両編成(都営線乗り入れ対応) 6734、6735、6736、6737、6738、6739、6740、6741、6742、6743、6744、6746、6748、6749F

2両編成(都営線乗り入れ対応) 6431、6432、6433、6434、6435、6436、6437、6438、6439、6440F

うち、6734、6735Fは、6434、6435Fと組んだ10両編成で使用されている。 6784、6785号車のATC装置は撤去されているので、8両編成の状態で都営線を走ることが出来ない。 こちらは、都営線直通の京王車の運用の完全10両編成化を前に、8+2編成に組成されていた。 6734、6735Fの都営線乗り入れは、8月31日まで平日の朝ラッシュ時に限定されていた。

8両固定編成は、6740~6744Fが、都営線直通仕様のままで導入。6740、6741Fは、1979(S54)年製。その他の編成は地下鉄乗り入れ非対応車から改造された編成であり、そのうちの6746、6748、6749Fの3編成は、今世紀に入ってから改造された編成で、6731、6732、6733Fの代替えとして導入されていた。 ATC装置はこれらの編成から流用。

当時は都営新宿線で旧ATC装置が導入されていたため、電磁波がネックでVVVF車の乗り入れが出来ず、6000系の地上線専用車からの転用が行われていたのである。

昨年5月14日に都営新宿線のATC装置がデジタルATCに更新されたことにより、VVVF車の乗り入れが解禁となり、今年3月15日から9000系の10両固定編成(9731F)が乗り入れるようになったのである。

6746F=6716F、6748F=6718F、6749F=6719Fから改造。

6742Fは、1988(S63)年、6743Fは、1989(H元)年、6744Fは、1990(H2)年製と比較的車齢が若いということで、今回の廃車対象にはならない。

2002(H14)年から2003(H15)年に掛けて廃車となった6731、6732、6733Fは、都営線乗り入れ対応車としては珍しい、先頭車分散型クーラーの車両となっていた。

京王6000系の分散型クーラー車は、2003(H15)年の6733Fの廃車をもって全廃となっていた。

2両編成の6438F=6420F 6439F=6419F 6440F=6418Fから改造。

6431~6435Fは、1981(S56)年に導入。 6436F~6440Fは、地下鉄乗り入れ用だけでなく、地上線用の予備車を兼ねている状態である。

10両固定編成化された6734、6735Fは、1977(S52)年製と最古参の状態となっている。

6000系の廃車解体は、1998(H10)年1月に廃車となった6704Fを皮切りに行われている。 やはり抵抗制御車だった初期型の6000系がエネルギー問題により優先的に廃車となり、9000系の導入を待たず、8000系に置き換えられていたのである。 こちらは、中央・総武緩行線で、老朽化した103系の緊急取り替え用として209系500番台が、E231系の導入までの繋ぎとして導入されていたことに似ている。

2002(H14)年1月に廃車となった6712Fのうち、デハ6012号車のほうは、京王で最後の日立製の営業用京王車となっていた。

現在京王の電車は、東急車輌と日本車輌の2社のみで製造されているため、日立製作所での取引は無い。

2004(H16)年には、9708Fの導入により、6457F(3連)と6707F(5連)が運用離脱され、6457Fのうちのデハ6407、6457号車、6707Fのうちのデハ6107号車が事業用車である601F(デワ601+デワ621+デワ631号車)に改造。 デワ601号車の前頭部はクハ6707号車から流用。 この改造の対象外となった5両は廃車解体されていた。

6707Fは、京王6000系で最後の3連車となっていたけど、この編成の全廃により、かつての5+3の8両編成の分割・併合特急の面影が残らなくなった。 5両編成のほうは、5ドア車から改造された6723、6724Fが残っている。 

この玉突きにより、5000系で最後まで残っていたデワ5125Fの3両が廃車・解体されていたのである。 2004(H16)年11月14日には、若葉台の車両基地で、最後のお披露目撮影会が行われていた。森敏英さんは、1996(H8)年12月1日の京王5000系のさよなら撮影会に参加出来なかった状態だったので、このデワ5125Fの撮影会時にリベンジを図ることが出来たのである。

京王本線から営業用の5000系が消えてから今年12月で10年を迎えることになる。

大月と河口湖を結ぶ富士急行線は、元京王5000系が走る路線で都心から一番近いので気軽に乗りに行ける状態である。

今年度中に9000系の10両固定編成3編成(9733、9734、9735F)の導入が予定されているので、6000系に動きが見られることが予想されます。

昨年度は9000系が10両2編成導入されたけど、これに伴う6000系の廃車は発生しなかった。
by hy_sengen-sin | 2006-08-31 10:33 | 鉄道車両・路線