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交通(主に鉄道)活動・イベントの日記です。フェルメール・ブルーとは、筆者のお気に入りの列車である小田急60000形MSEの色である。


by hy_sengen-sin

花菖蒲号

6月12日は、東村山の北山公園で花菖蒲を鑑賞しました。

ルート 目白~高田馬場~田無~東村山…北山公園…東村山~西武園~東村山~所沢~ひばりヶ丘~所沢~池袋

まずは高田馬場から田無まで、2511+2523Fの8両編成による快速急行川越号の本川越行きで行きました。

この列車は、登場当時の都営新宿線の急行みたく、平日の日中のみ(6往復)の運転である。

西武新宿線の快速急行は、1998(H10)年3月26日の改正で登場。これまでは西武新宿と西武遊園地を結ぶ快速急行となっていた。 

停車駅は、西武新宿、高田馬場、田無、所沢、新所沢、本川越と、特急列車が停車する狭山市を通過する状態である。 

西武新宿線の駅で特急が営業列車で唯一通過する駅は、田無と新所沢である。

この新タイプの2000系は、1988(S63)年から1990(H2)年まで製造された4連の2500番台、2連の2450番台から登場。 当時の4連は前面パンタグラフの車両となっていたけど現在は撤去されている。初期型は貫通ドアの窓が小さくなっている。

2450番台の2連は、当初新宿線系統所属だったけど、現在は池袋線に集中配置されている。

筆者は1988(S63)年の登場当時、当時4連だった国分寺線で初めて乗ったのである。

この新タイプの2000系の登場により、701系列の廃車が進められていた。701系列(701、801、401系)は、1997(H9)年2月に全廃。

新タイプの2000系は、小田急1000系と同期に製造されていた。 

小田急では1000系の4+4の8連が減少している状態だけど、西武の新2000系では4+4運用が健在である。

新2000系の4両編成は、4両単独で、小平~西武遊園地間の各駅停車にも盛んに使用されている。 平日朝ラッシュ時の急行にも新2000系の4両編成が使用されている。こちらは先頭車が女性専用車両となるけど、編成が一定でないため女性専用車のステッカーが付いていない。

新宿線所属の2000系、新101系の2両編成も同様に女性専用車のステッカーが無い状態となっている。 あとは東武、京成、京急でも女性専用車のステッカーの無い女性専用車が設定されている。 東武の場合は、本線系統からの半蔵門線または日比谷線直通列車、東上線の10両固定(有楽町線直通列車を含む)のみ女性専用車のステッカーが付いている。

西武で女性専用車のステッカーが付いている編成は、池袋線の10両固定(6000系、9000系、20000系)、2両付属編成(新101系、2000系) 新宿線の10両固定(6000系、20000系)となっている。

快速急行は、高田馬場を出ると田無までノンストップ。 鷺ノ宮と上石神井を通過していました。

鷺ノ宮駅では、6105Fを追い抜いていたけど、これが田無での乗り継ぎ列車となった。

西武6000系のうち6107Fは損傷により入場中である。 

上石神井の車両基地では、今年中に更新された2031Fを見ることが出来ました。 2031Fは、1987(S62)年に、田無事故で廃車となった車両の補充で導入された編成である。 車版のほうは、これまでの西武のマークではなく、20000系や新101系更新車に準じた表示となっていた。

田無で6105Fの急行に乗り換えました。

東村山では、2047F(新スタイル)による花菖蒲号のHMの付いた編成を見ることが出来ました。

花菖蒲号は、6月の北山公園での花菖蒲の見頃に合わせて、新宿線、国分寺線で各1編成にHM取り付けの上で運転される状態である。

新宿線のほうは20000系の20153Fの8両固定編成が使用されているけど未だに見たことがない状態である。 
国分寺線の花菖蒲号は、2025Fが使用されていたけど、2047Fに変わっていた。

西武国分寺線は、1894(M27)年12月21日に前身の川越鉄道によって国分寺~久米川(仮駅)が開通。 1927(S2)年4月19日に東村山~高田馬場間が開業してからは新宿線の支線となった。

この路線は、日中には新所沢まで、競輪開催日には西武園まで直通運転が行われる。

国分寺線での使用車両は、2000系の6両編成が中心となっており、国分寺~新所沢間の直通列車も6両編成となる。 こちらは東急田園都市線と大井町線との直通運転の関係に似ている。東急大井町線との直通運転列車は5両編成となっているけど。

西武新宿線では、平日の日中のみ、6両編成の各駅停車も運転されている。池袋線の各駅停車はすべて8両編成。

東村山駅からは歩いて北山公園まで行き、ここで花菖蒲を見ました。 この時は見頃を迎えていた。北山公園までは徒歩約20分掛かりました。

北山公園での菖蒲まつりは、6月18日まで行われている。

北山公園の前には、西武西武園線の線路が通っており、菖蒲園をかすめて電車が通っている。

北山公園では、花菖蒲以外にもいろいろな花が咲き誇っている。

東村山駅まで戻った後、2047Fによる花菖蒲号の撮影を行いました。 この後、西武園線で西武園まで1往復しました。 西武園線で使用されていた車両は255Fの4両編成でした。

西武西武園線は、1930(S5)年4月5日、東村山~村山貯水池前(仮)間が開業したのは始まりである。 

村山貯水池前駅は、1941(S16)年3月1日に狭山公園前駅に改称。 1944(S19)年5月10日に営業休止。1948(S23)年4月1日に、村山貯水池前駅に戻されて営業再開。

1950(S25)年5月23日に西武園駅が開業。 

1951(S26)年3月1日に村山貯水池前駅が廃止されて現在の路線となる。

使用車両は新101系の4両編成がメインとなるけど、競輪開催日には、西武新宿または国分寺への直通列車も運転されている。

西武園駅は、2面3線の駅であり、1番線が競輪開催日に使用されている。

西武園ゆうえんちのほうは、西武多摩湖線・山口線(レオライナー)の西武遊園地駅が最寄り駅となる。 

西武園ゆうえんちは1950(S25)年に開園。 こちらにはハローキティのメルヘンタウンが有名となっている。 夏にはプールが開設されるほか、花火大会も行われている。

冬はアイススケート場も開設されている。

所沢駅西口から西武園駅まで西武バスが出ているけど、土曜・休日には西武園ゆうえんちまで延長運転されている。 

西武園駅は、西武園競輪場の最寄り駅となっているけど、駅前から西武園ゴルフ場へのシャトルバスも出ている。

西武球場前駅付近にあるユネスコ村では、百合(ゆり)が見頃を迎えていた。

西武園線の車窓からも花菖蒲を眺めることが出来ました。

西武園駅といえば、2001(H13)年9月29、30日の復活赤電、一昨年12月19日のさよなら旧101系のイベントで使用された駅でもあります。

復活赤電は、159Fが使用されていた。筆者は赤電で西武新宿から西武園まで行ったことがある。

西武園駅に行ったのは、赤電のイベント以来だった。

159Fの赤電は、10月7、8日の池袋~横瀬間でも運転されていた。

159Fは、運転終了後赤電塗装のまま一般の営業列車に使用されることもなく、黄色塗装に変更され、2004(H16)年3月に廃車となっている。

池袋線の旧101系で最後まで残った193、197Fは、2004(H16)年10月3日の横瀬でのイベントで披露。 池袋~横瀬間の臨時列車に使用されていた。

同年12月19日のさよなら運転の時は、西武園→東村山→本川越→所沢→西武球場前→所沢→飯能→西武秩父のルートで行われていた。

筆者は西武園から西武秩父まで乗ることが出来なくて残念に思っていました。その代わりに下村さんが乗車していたけど。

西武球場前駅での折り返しの間合いを利用して、西所沢まで1往復していたけど、この時に乗ることが出来てよかったです。

西武秩父に到着した後、横瀬まで回送され、4+4編成に分割され、後日解体されたのである。
 まさに廃車回送の送り込みの列車でもあった。

こちらは昨年10月2日に飯能から横瀬まで運転された227Fも同様に横瀬まで廃車のために送り込まれていた列車となった。 こちらは秩父鉄道への譲渡の対象とならずに横瀬で解体されていた。 

東村山駅では、3番線で特急列車の待避が行われているけど、この甲斐あって、2番線に停車中の2047Fの花菖蒲号と西武新宿線の急行列車との並びを撮影することが出来ました。

東村山駅の3番線は、西武園への折り返し列車の発着番線となっている。

東村山から所沢までは2511+2523Fの急行に乗車。

所沢からひばりヶ丘まで、20107Fに乗車。 西武20000系のほうは、1999(H11)年から2005(H17)年に掛けて、10両編成、8両編成各8本144両が製造されていたけど、2005(H17)年に当初の予定数である144両分全て出揃っていた。 

ひばりヶ丘駅は、前から橋上駅舎となっているけど、改良により大きく変わっていました。 

ひばりヶ丘駅南口には、西友、パルコ、ロータリーがありとても賑やかな状態である。 

北口は隘路が入り組んだ場所にあるので分かりづらい状態であるほか、北口のバス停のほうは、駅から大幅に離れている(北口から徒歩5分) 北口からのバスは、志木、新座、朝霞台、新座営業所方面となっている。

ひばりヶ丘駅=1924(T13)年6月11日に開業した時は、田無町駅と呼ばれていた。 現在のひばりヶ丘駅となったのは、1959(S34)年5月1日のことで、ひばりヶ丘団地の造成によるものである。

平日ダイヤということで、通勤準急も運転されていました。 通勤準急は、池袋を出ると大泉学園までノンストップで、大泉学園から先は各駅停車となる。

ひばりヶ丘から所沢までは、20000系の20108Fによる急行で戻りました。 これにより、20000系16編成分すべて制覇したことになりました。 20108Fのほうは、20000系で唯一未乗車の編成だった。

通勤帰りで混雑していたけど、所沢到着時に気を付けてお帰り下さいという、通勤帰りの電車らしいアナウンスもありました。 

所沢駅の西口には、西武デパート、西友、丸井、ダイエーなどがあり賑やかな状態となっている。

東口は、西武鉄道の本社があり、ここから羽田・成田両空港へのリムジンバス、名古屋・関西方面への夜行高速バスが出ている。

所沢では、駅周辺の日高屋で食事をしました。 日高屋は、埼玉県を中心に出回っている中華そばなどを扱う店となっている。 ここの中華そば(ラーメン)は390円とリーズナブルとなっている。ここのチャーシューは、デンマーク産の豚肉が使用されている。

ここでは、新宿線に貸し出されている303Fを見ることが出来ました。 あとは279F(2両編成)も新宿線に貸し出されているけど。

所沢から池袋までは、10000系の特急(ちちぶ50号)に乗車。この時の編成は、10106Fでリニューアルされていない編成となっていました。 
その足回り品は、5000系旧レッドアロー号の5509Fのものが使用されていた。

西武の10000系は、西武秩父線の定期運用に対応するために、最終増備車の10112F(VVVF新造車)を除いて、101系、3代目501系、5000系旧レッドアロー号の足回り品が再利用されている。 
5000系の旧レッドアロー号の足回り品は、101系と共通である。 同時期に登場した東武1800系(旧りょうもう号)の足回り品が8000系と共通となっているし。

そのため10112Fは、新宿線に限定運用されている。10112Fは、2003(H15)年5月31日に所沢から西武新宿まで乗ったことがある。

かつての特急車の足回り品の再利用の面でも、西武10000系NRAと東武200系りょうもう号と似通った関係があります。

西武4000系と東武6050系の関係もそうだけど、後者の6050系は初期型のみ6000系の足回り品が再利用されている。 西武4000系の足回り品はすべて101系から流用されていた。

10000系のリニューアル化は、10101~10105Fまで完了しているけど、今年度中に2本が入場する予定となっている。そのうちの10102Fは新宿線所属となっている。

池袋、西武新宿、高田馬場から所沢までの特急料金は350円 やはりこの区間のみの利用も多かったです。 こちらは小田急ロマンスカーで新宿~町田、相模大野間のみの利用が多いということに匹敵している。

池袋では、特急専用ホームに到着。 ここでは専用の出口から出場しました。 ここから出たのは久しぶりでした。 特急ホームの出口では、パスネットの2枚投入も可能となっている。
by hy_sengen-sin | 2006-06-15 11:59 | 鉄道乗車記