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交通(主に鉄道)活動・イベントの日記です。フェルメール・ブルーとは、筆者のお気に入りの列車である小田急60000形MSEの色である。


by hy_sengen-sin

10000系を迎える13号線

今年9月に、13号線対応の10000系車両が、有楽町線に先行導入されるということが発表されました。

この10000系車両は、2007(H19)年度までに10両編成20本200両導入されることととなっており、スタイルが05系の最新増備車および東葉高速鉄道の2000系に準じた日立製のA-TRAIN規格となる。

前面スタイルは、丸みを帯びた形となり、帯の色は、13号線のテーマカラーである黄土色、黄色、白となる。車体は、アルミ合金製が踏襲されている。

こちらは、1992(H4)年に導入された07系以来14年ぶりの新車となる。

この車両は、快適性や使いやすさ、リサイクル性の向上、火災対策の強化、車体強度の向上、コストダウン、低メンテナンスがコンセプトとなっており、07系と比べて進化している。

07系と比較して 天井高さ 2230mm→2415mm(+185mm)
冷房能力 48.8kW→58.1kW(+9.3kW)
床面高さ 1150mm→1140mm(-10mm)
座席幅 450mm→460mm(+10mm)

床面の高さが低くなることにより、ホームとの段差が縮小されることになる。

車内には、東京メトロ初となる液晶画面表示器が導入されることになる。 

この第一編成は、5月29日に下松(山口県)を出発し、綾瀬まで輸送されることになっている。

綾瀬からは、霞ヶ関と桜田門間にあるトンネルを通り、有楽町線入りすることになる。

地下鉄13号線の路線 池袋~渋谷間は2008年3月開業予定。

(東武東上線へ直通運転)←和光市~地下鉄成増~地下鉄赤塚~平和台~氷川台~小竹向原~新線池袋…(雑司ヶ谷)…(西早稲田)…(新宿七丁目)…(新宿三丁目)…(新千駄ヶ谷)…(明治神宮前)…(渋谷)→(2012年度中に東急東横線に直通運転予定)

カッコ内の駅名は仮称 和光市~小竹向原間は有楽町線、小竹向原~新線池袋間は、有楽町新線(複々線部分)として使用されている。 

停車駅は未定だけど、急行運転も行われる予定となっている。 新宿七丁目が待避駅(上下式)となる。これが実現すれば、東京メトロで東西線に続く通過運転となる。

新宿七丁目駅は、都営大江戸線の東新宿駅と隣接しているので、東新宿駅となる確率が高い状態である。 ここには、折り返し線も新設される予定。

雑司ヶ谷=都電荒川線(鬼子母神前電停) 新宿七丁目=都営大江戸線(東新宿駅) 新宿三丁目=丸ノ内線、都営新宿線 明治神宮前=千代田線、JR山手線(原宿駅) 渋谷=銀座線、半蔵門線、JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東急東横線・田園都市線、京王井の頭線 への乗換駅となる予定。

有楽町新線では、千川・要町駅は通過だけど、インフラ部分のみ施行されている状態である。

西早稲田駅は、早稲田大学理学部のキャンパスの敷地内に出入り口が新設される予定。あとは日本盲人福祉センターや都立障害者センターへの最寄り駅でもあるので、当然バリアフリー対応の駅となる。

現在は、森林公園、川越市、志木、和光市~小竹向原~新線池袋間 小手指、清瀬~練馬~小竹向原~新線池袋間で運転されている。

2008年3月の13号線開業後も、西武線から渋谷への直通運転、東武東上線から有楽町線、新木場への直通運転も行われることになる。

有楽町線の路線
                             (西武有楽町線、池袋線へ直通運転)↑
(東武東上線へ直通運転)←和光市~地下鉄成増~地下鉄赤塚~平和台~氷川台~小竹向原~千川~要町~池袋~東池袋~護国寺~江戸川橋~飯田橋~市ヶ谷~麹町~永田町~桜田門~有楽町~銀座一丁目~新富町~月島~豊洲~辰巳~新木場

直通運転区間 東武東上線 森林公園、川越市、志木~和光市~新木場間
西武池袋線、有楽町線 飯能、小手指、所沢、清瀬~練馬~小竹向原~新木場間 西武直通運転列車の一部は池袋線内準急または快速運転となる。

乗り換え駅 和光市 東武東上線(川越市、森林公園まで直通運転) 小竹向原 西武有楽町線(小手指、飯能まで直通運転)、有楽町線⇔新線池袋発着の列車 池袋 丸ノ内線、JR(山手線、埼京線、湘南新宿ライン)、東武東上線、西武池袋線 東池袋 都電荒川線(東池袋四丁目電停) 飯田橋 東西線、南北線、都営大江戸線、JR中央・総武緩行線 市ヶ谷 南北線、都営新宿線、JR中央・総武緩行線 永田町 半蔵門線、南北線、銀座線・丸ノ内線(赤坂見附駅) 有楽町 JR(山手線、京浜東北線(日中は快速運転のために停車しない))、日比谷線・千代田線・都営三田線(日比谷駅) 月島 都営大江戸線 豊洲 新交通ゆりかもめ 新木場 JR京葉線、りんかい線

麹町駅、銀座一丁目駅は上下式のホームとなっており 新木場方面乗り場が上、池袋、小館向原、和光市方面が下となっている。

地上駅=和光市、新木場 和光市駅は、東武鉄道による管理となっている。

有楽町線の車両基地 和光市(和光検車区)、新木場(新木場検車区)にある。 有楽町線の車両は全て和光検車区所属。新木場検車区は車両の配置は無いけど、新木場CR(カーリニューアル)という車両更新修繕工場も併設されている。 
全般検査等は、綾瀬工場(千代田線の綾瀬検車区、北綾瀬駅付近)で行われることとなっている。

1987(S62)年8月25日に和光市まで開業する前は、飯田橋駅付近の留置線が暫定的に使用されていた。

千代田線6000系、有楽町線7000系、半蔵門線8000系の車体更新はここで行われている。

豊洲駅のほうは、外側の2線のみの使用で内側の2線が空いているのは、将来地下鉄8号線延伸計画が予定されているということでそれを見据えたことによる

計画ルートは、豊洲~東陽町~住吉~押上~亀有~八潮~越谷レイクタウン~野田市間となっているけど、住吉~押上間は、地下鉄半蔵門線と共用ということとなる。

半蔵門線の住吉駅でも隣の1線が空いているのはそのためである。

このことで、横浜市営地下鉄の関内駅を思い出しました。 計画中止となって関内駅の二の舞とならないことを願っています。

半蔵門線でも、押上駅より、四つ木を経由して松戸まで延長される構想もある。

千代田線と有楽町線を結ぶ短絡トンネルは、霞ヶ関~桜田門間にあり、単線のシールドトンネルとなっている。 筆者は、一昨年9月26日、10月31日にここを通っている。

有楽町線と南北線は、市ヶ谷駅付近で連絡されており、南北線の市ヶ谷留置線と繋がっている。

有楽町線は、1974(S49)年10月30日、池袋~銀座一丁目間が開業したのが始まりである。 当時は7000系による5両編成だった。

1980(S55)年3月27日には、銀座一丁目~新富町間が開業。

1983(S58)年6月24日、池袋~営団成増(現、地下鉄成増間)が開業。同時に5両編成から10両編成となった。 同年10月1日には、西武有楽町線の小竹向原~新桜台間が開業し、直通運転が開始された。

1987(S62)年8月25日、営団成増(現、地下鉄成増)~和光市間開業、同時に東武東上線との相互直通運転が開始された。東武の9000系の有楽町線乗り入れも開始。

1988(S63)年6月8日 新富町~新木場間開業(有楽町線全線開業)

1993(H5)年3月18日 07系の登場。

1994(H6)年12月7日 13号線の路線の一部である新線池袋~小竹向原間の複々線部分(有楽町新線)が開業。 同時に西武有楽町線の新桜台~練馬間が開業し、西武6000系の有楽町線乗り入れが行われるようになる。 当時は新桜台~練馬間単線運転だった。

1998(H10)年3月26日 西武有楽町線の新桜台~練馬間の複線化により、西武有楽町線経由、池袋線との直通運転が行われるようになり、西武6000系の有楽町線乗り入れも倍増。
 7000系および07系も西武池袋線を走るようになった。

2003(H15)年3月12日、西武池袋線の複々線区間の延長により、西武線から有楽町線への直通列車の運転が1時間4本の運転体系から1時間6本の運転体系に変更される。これにより、西武線からの新線池袋発着が頻繁に見られるようになった。

2004(H16)年4月1日 営団地下鉄の民営化により、東京地下鉄(東京メトロ)となる。同時に、営団赤塚、営団成増駅が、地下鉄赤塚、地下鉄成増駅にそれぞれ改称された。

2005(H17)年10月31日 平日朝ラッシュ時の新木場、新線池袋方面行き列車に女性専用車の導入

2006(H18)年9月、10000系先行導入予定。

2007(H19)年度、13号線(池袋~渋谷間)開業予定。

乗り入れ車両 東武 9000系、9050系 西武 6000系

これらの車両は、現在直通運転対応化改造が順次行われ 東武では9103Fが入場中である。

やはりワンハンドル化などが改造項目となっている。

7000系は、1974(S49)年10月30日の開業の時から使用されている車両で、千代田線の6000系ベースで導入された。 こちらは6000系と同等のチョッパ装置が採用されており、前面に種別表示があるのが特徴である。当時は、2段窓となっていた。 開業当初は、7101~7119Fの5両編成19本導入されていた 当時は非冷房。
1980(S55)年の新富町開業の時には5両1編成(7020F)が導入されていた。 

1983(S58)年の営団成増(現、地下鉄成増)までの延長開業の時には、7121~7126Fの6編成が導入。 こちらは10両編成のまま新造されており、1段窓となっている。内装は、千代田線の6000系の後期車、半蔵門線の8000系に準じている。 冷房準備車として導入。
同時に、7101~7120Fに、中間車5両挿入されたけど、こちらも3次車と同じ造りとなっている。

1987(S62)年には、7127Fが導入。こちらは冷房準備車だけど、東武線乗り入れ機器が新製当時から搭載されていた。

1988(S63)年の新木場開業の時には、7128~7132Fの5編成が導入。初の冷房車として導入されていた。

1989(H1)年には、増備用として、7133、7134Fの2編成が導入。 新製当時から自動放送装置、車内LED案内装置が搭載されている編成で、7000系の最終増備車となった。 翌年の1990(H2)年に導入された千代田線の6135Fも、同じ仕様となっていた。

1995(H7)年から初期型を中心に車体更新が順次行われ、VVVF化、窓の1段化、行き先表示のLED化、車内LED案内装置、自動放送の新設など、バリアフリー化が行われるようになった。 

1998(H10)年3月26日から西武池袋線への直通が行われるようになったけど、西武池袋線への乗り入れ対応化は、行き先表示のLED化、車体更新と共に行われていた。

そのため、幕式の未更新車は、西武線への乗り入れが出来なかったために、西武線に乗り入れない運用に限定されていた。 

07系は、1993(H5)年3月18日に増発用として2編成導入。 こちらは、東西線の05系ベースのアルミ車体となり、姉妹車の06系と同時にデビューしていた。 翌年の1994(H6)年の新線池袋駅開業の時には4編成増備されて10両6編成60両の体制となる。

7000系、07系の今後はどうなるのか気になります。

有楽町線の女性専用車は、平日朝ラッシュ時、和光市7時7分、小竹向原7時20分以降に発車する全列車の最後部(10号車)が対象となっており、有楽町線内では9時20分をもって終了となる。 こちらは、東武東上線、西武池袋線・有楽町線内も対象となっている。

西武では、今年度の新造は無いけど、来年度には13号線乗り入れ用の新車が導入される予定となっている。

東武での13号線乗り入れに伴う増備車は、50000系の直通バージョンが導入されることが予想されます。

13号線が東急東横線への乗り入れが実現すれば、東急東横線から新宿方面まで乗り換え無しで行けるようになる。

東急東横線(東京横浜電鉄)では、渋谷から新宿まで延長されるという構想があったけど、幻に終わっている。 新宿駅では地下駅に乗り入れる計画で、その用地が確保されていたのである。この用地は京王線の新宿地下駅として利用されているけど。

路線は違うけど、それが晴れて実現することになる。

現在明治通りを池86系統(池袋~新宿~渋谷間)の路線バス(都バス)が走っているけど、13号線開業後は廃止されるか減便の上で残されるか分からないという状態です。 福祉施設への足として残されることが考えられるけど。

新宿三丁目駅は新宿伊勢丹前の地下に新設されることになるけど、かつて京王電車(京王電気軌道)の新宿追分駅があった部分の地下に出来ることになる。 
by hy_sengen-sin | 2006-05-19 13:07 | 鉄道車両・路線