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交通(主に鉄道)活動・イベントの日記です。フェルメール・ブルーとは、筆者のお気に入りの列車である小田急60000形MSEの色である。


by hy_sengen-sin

小田急車両の近況

昨年3月19日にデビューした小田急の新型ロマンスカーであるVSEこと50000形は、昨年グッドデザイン賞を受賞したことにより、グッドデザインのマークが付いています。

グッドデザインのマークがあるところは、先頭車の展望席部分の「ROMANCECAR-VSE」のロゴの横、3号車・8号車のドアの8ヶ所である。

今回は(小田急では)、1995(H7)年登場の2000形通勤型電車、1996(H8)年登場の30000形特急型電車(EXE)に続き、3度目の受賞となっている。

小田急3000形のほうは、今年度8両編成7本、6両編成6本導入予定となっているけど、1月18日に日車製の3273Fの6両+3274Fの一部(2両)のの8両が輸送、翌19日に松田に到着していた。

6両固定編成のほうは、今年度頭に3271、3272Fが導入されたけど、8両編成の導入によって中断されていたけど、この輸送で再開されていた。 2月8日から9日にかけても、豊川(日車)から3274Fの残りの4両+3275Fの6両が輸送される予定である。

いまのところ3663Fが最新の8両固定の3000形となっているけど、3664Fのほうはいつ導入されるのか不明である。

10両ということで10両固定または6+4両での導入と紛らわしい状態である。

9000形=先日9007Fの4両編成が廃車となったことにより、オールMの4両編成車が全滅した。 9001Fのほうは、営業運転離脱後も、海老名の車両基地に留置されたままとなっているけど、旧塗装の2670Fとともに今後の行く末が気になります。 4+4の簡易8両固定編成も全廃となっているので、6両編成5本30両が最後の活躍をしている。

9007Fは、昨年10月15、16日の海老名でのイベント「ファミリー鉄道展」で展示されていた編成だった。

現存する6両編成の9000形=9401、9402、9404、9405、9407F。 3月中に定期運用から離脱される予定だけど、さよなら運転も行われることを期待しています。

9000形の廃車、昨年4月の9409Fを皮切りに行われていたけど、4000系と同様に早いペースで全廃されることになる。 

廃車前は、6両編成9本 9401~9409F 4両編成3本 9007~9009F 8両簡易固定編成3本 9001~9006Fがあった。

9000形の廃車が完了した後、5000形や5200形の廃車も開始され、2007年度までに全廃となる予定となっている。5000系列が全廃されれば、通勤型の普通鋼製車が8000形だけとなる。あとは旧2000系列から続いてきた小田急スタイルも見納めとなる。

5000系列は4両編成が15本、6両編成が20本在籍しているけど、それらの置き換え用として導入される3000形がどうなるのか気になります。 3000系初の4両編成も現れる可能性もあるし。

8000形の車体更新、今年度は6両編成3本18両行われるけど、既に8253Fと8259Fが出場している。更新と共に、LED式の表示に変わっており、8254Fの時からは、3000系と同様のVVVF装置、左手式ワンハンドルマスコンに変わっている。

初回更新の8251F、8255Fは、界磁チョッパ装置、従来型の運転台のまま更新されている。

8000形の更新=現在までに8251、8253、8254、8255、8256、8257、8258、8259Fの6両8編成48両行われている。8000系の6両編成の16本のうち半分が更新されたことになる。

小田急のLED表示=明朝体となっている。東急では明朝体が使われていたこともあったけど、現在はゴシック体となっている。

5000形の4両編成は、小田急で最後の2段窓(田の字型)の車両となっている。 初期型(1969年から1971年にかけて導入された車両)は車体更新前、手回しの行き先表示だった。
こちらは、現在のアイボリーにロイヤルブルーの帯という小田急の標準塗装第一号の車両でもあった。 

4000形で最後まで残っていた車両は、4257F、4055Fだったけど、一昨年12月10日に定期運用から離脱 翌年1月14日に4055Fが廃車となったのであれから1年を迎えたのである。 4000形のさよなら運転が行われなかったので、寂しい結末となった。

4000形の6両固定編成=2600形とは異なり、箱根登山線への乗り入れが出来なかったので、末期は江ノ島線や多摩線でのローカル運用が主体だった。

9000形の地下鉄千代田線への乗り入れ、1978(S53)年3月31日の相互乗り入れ開始時から、1990(H2)年まで行われていたけど、側面の表示は、準急、綾瀬⇔本厚木となっていた。 当時は月曜から土曜までの運転で、日・祭日の直通は無かった。 当然のことながら1000形の一部と同様に6+4の10両編成で使用されていた。

9000形の全廃により、かつて千代田線の乗り入れていた103系1000番台に続いて第一世代の千代田線乗り入れ車両が姿を消すことになる。

103系1000番台のほうは、一昨年常磐快速線から、2003(H15)年に中央・総武緩行線(地下鉄東西線直通)から引退。JR西日本では、103系1000番台から改造された105系が現役の状態である。千代田線直通からの撤退は、1985(S60)年のことだった。

小田急1000形の10両固定でである1091~1094Fは、千代田線直通メインで使用されているけど、分割・併合を伴わない急行運用で新宿まで乗り入れることもある。 1000系の10両固定編成の小田原寄りの先頭車(1号車)にも女性専用車のステッカーが付いているのもそのためである。
1000形の千代田線乗り入れ仕様車は、10連のすべて、6連のうちのワイドドア車を除いた6本(1251~1256F)、4連のうちの6本(1061~1066F)

和泉多摩川~向ヶ丘遊園間の複々線(一部3線化)工事=2008年度完成予定。 完成後は、登戸駅手前(多摩川橋梁部)が複々線で、その他の区間が下り1線、上り2線となり、上り線においては、複々線区間と同等の効果となる。

小田急の登戸駅=改良前は、盛り土式の2面2線の駅だった。 2003(H15)年1月26日、上り線が高架の新ホームに移り、同時に多摩川新橋梁が使用開始されていた。(最初は上り線から) 一昨年10月3日には、下り線の多摩川橋梁部分および登戸駅の下りホームが上り急行線部分に仮移転された。 同時に1927(S2)年の開業当時から使用されてきた旧多摩川橋梁が撤去された。 現在の登戸駅は、上り線部分のみ使用の状態となっているので、暫定的に小田急で唯一の1面2線の島式ホームとなっている。
2002(H14)年6月16日の地下化から2004(H16)年5月22日まで、成城学園前駅のホームも暫定島式ホームとなっていた(現在の下り線部分が暫定使用)

地下化された成城学園前駅は、東急の田園調布駅、日吉、大岡山駅と雰囲気が似ている。

今後は、旧多摩川橋梁跡に下り線用の新橋梁の新設、登戸駅下りホームの本設化などが行われることになる。

旧橋梁だった頃、和泉多摩川寄りに踏切が1ヶ所あったけど、旧橋梁より高い位置にある新橋梁の完成によって廃止されている。

このような橋梁の掛け替え方式は、東急東横線・目黒線の多摩川~新丸子間の多摩川橋梁に準じている。東急のほうは逆に下り線から掛け替えられていた。

JR南武線の登戸駅も、改良工事が行われ、駅舎の橋上化、自由通路、ベデストリアンデッキの設置なども行われる。

成城学園前駅の駅ビルは今年秋に完成予定となっている。

東北沢~下北沢間の複々線化工事=2013年度完成予定。

完成後は、東北沢、下北沢、世田谷代田駅が地下駅となり、下北沢駅に関しては、緩行線が地下1階、急行線が地下2階にホームが新設されることになる。急行線は円形(シールド)トンネルで建設される。

世田谷代田駅=ホームの下に急行通過線が新設されることになり、駅を通過していることが分からないという状態となる。

東北沢駅=すべて地下1階部分で、外側が急行線(通過線)、内側が緩行線(島式ホーム)となり、改良工事前と逆の状態となる。

最初の段階では、急行線から建設され、東北沢・世田谷代田駅は仮ホームからスタートする。 下北沢駅も同様に、急行用ホームから暫定使用開始されることになる。

下北沢駅では、小田急と京王井の頭線の連絡改札が無いのは、かつての大東急時代の名残である。 小田急線から京王井の頭線への乗り換えはピンク色の階段 出口(北口・南口)は青色の階段となる。

このような迷路みたいな駅は、改良工事が完了すれば解消されることになる。

東北沢駅の現状=内側にあった通過線が廃止され、地下トンネルの構築を待つ状態となっている。
一昨年12月10日までは、東北沢駅で急行等の通過待ちが頻繁に行われていた。 なので下北沢から各駅停車に乗っても後続の急行よりも先に新宿に到着するという状態となる。各駅停車の場合は、基本的に地下ホーム到着で、地下の中央乗換口と直結しているのでJRに乗り換えるならこちらが便利である。 ここからJRのコンコースを通り抜けて中央東口へも出られる。 あとは、新宿の小田急デパートの地下2階の食料品売り場からも近い状態である。こちらは、地下の改札からも近い場所にも食料品売り場への出入り口があるので。

世田谷代田駅=改良工事中で、1月29日には跨線橋の移設(新宿寄りに、3月下旬には南口駅舎が橋上に仮移転される予定である。(駅舎が新宿寄りにずれる)。今後は仮線への切り替えが予定されている。

下北沢駅=現在シールドトンネル構築中で、地下線への切り替えの後に掘削・箱形トンネルの構築が行われることになる。完成すれば、小田急初の本格的な地下線となる。
by hy_sengen-sin | 2006-01-22 21:16 | 鉄道車両・路線