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交通(主に鉄道)活動・イベントの日記です。フェルメール・ブルーとは、筆者のお気に入りの列車である小田急60000形MSEの色である。


by hy_sengen-sin

東武お休みきっぷ9月ー3

19日のルート 目白~日暮里~北千住~せんげん台~栃木~東武宇都宮~栃木~鬼怒川公園~上三依塩原~会津田島~鬼怒川温泉~浅草~北千住~日暮里~目白

まずは、前日と同じルートで北千住まで行き、ここからせんげん台まで、30000系の区間準急に乗りました。

東武30000系は、地下鉄半蔵門線への直通に備えて、1997(H9)年3月25日に、地上線の列車からデビュー 6両または8両編成までしか入れない浅草駅への入線のために6+4の編成となった。 このため、10000系列との併結運転が頻繁に見られていた。
当時は、浅草、伊勢崎、新栃木、東武宇都宮にも乗り入れていたことがあった。

この30000系は、アルナ工機(現アルナ車両)および富士重工で製造された最後の車両となっている。
2002(H14)、2003(H15)年度に導入された車両はすべて東急車輌製

2003(H15)年3月19日、半蔵門線直通運転開始 6+4の10両で使用されているけど、基本的に同じ編成番号同士の連結となっている。

30000系は、2003(H15)年4月まで、15編成製造された。 最終増備車である31615F+31415Fは、当初から地下鉄乗り入れ用として使われている。

一昨年3月29、30日には、中央林間~東武日光、鬼怒川温泉間、今年4月29日から5月1日には、中央林間~太田間(フラワーエクスプレス)の臨時列車にも使用されていたこともあった。 10両運転区間は、押上、北千住~館林、南栗橋間に限られているため、6+4編成ならではの臨時列車となった。

30000系の帯の色は、10000系列と同様の栗色の帯である。 

しかし、中間に運転台があり、混雑が激しくなったということで、東武東上線で使われている50000系ベースの地下鉄乗り入れ仕様車(10両固定の50050系)に順次置き換えられることになり、30000系は再び地上線用車に戻されることになった。これにより捻出された8000系により、吊り掛け5050系および1800系通勤改造車が置き換えられることになる。

東急大井町線の8500系(8638、8649、8640、8641F)が田園都市線で5+5編成として使われていた頃でも同じような現象が生じていた。

東武東上線の50000系のほうは、今年3月16日に東上線でデビュー、現在は1編成のみだけど、10月にもう1本導入される予定である。
10両固定編成のため、池袋~小川町間で限定運用されている。こちらは、今年8月に森林公園ウォーターランド(プール)の広告電車として走っていた。

せんげん台から栃木まで、10030系の4+2の6両編成で行きました。

栗橋駅構内は、JRと繋ぐ工事が行われています。 現在はJR宇都宮線、東武日光線ともに快速列車が止まらない状態なので何とかしてほしいと思います。 土・休日に運転される臨時快速のフェアウェイ号は栗橋停車だけど。

栃木から東武宇都宮まで、吊り掛けモーター車の5050系に乗りました。 東武宇都宮線では、10000系列の運用もあります。

東武宇都宮駅は、池袋、船橋と同様に東武デパートのある駅で、JR宇都宮駅とは離れています。 筆者は東武宇都宮駅からJR宇都宮駅までバスを使わずに歩いたことがある。

東武宇都宮線は車両基地のある新栃木駅から分岐しているけど、ほとんどが、特急停車駅およびJR両毛線の乗り換え駅である栃木駅まで直通している。

東武日光線の栃木駅が高架化されてから今年で5年を迎えた。

栃木から鬼怒川公園まで、特急スペーシアきぬ117号(100系)で行きました。編成は107-1F 102Fだったら東武らしい番号だったけどね!

このスペーシア号は、1990(H2)年6月1日登場、今年で15年を迎えた。

1号車から5号車まで普通座席車、6号車は4人用個室(6室)、3号車にビュッフェやサービスカウンターがありました。

このことで、リニューアル化される前・ビュッフェが付いていた頃のJR九州の787系の先代つばめ号を思い出しました。
あとは小田急のVSEと肩を並べるほどのグレードでもあるし。

座席のほうは、JRのグリーン車並に豪華で、頭部までフィットしています。 この豪華なシートに身を委ねながらくつろいでいました。

以前はオーディオコントロール装置があって、座席にあるスピーカーから聞こえていたけど、現在は廃止されている。6年前に初めてスペーシアに乗った時はこれが付いていた。

バブル景気の最盛期に設計された車両なので、個室にある大理石で出来たテーブルも含め、豪華な内装の列車となっている。

この100系スペーシアは、1991(H3)年度のブルーリボン賞を受賞している。

6両のオールM編成で、VVVFサウンドも心地よいです。最高速度は120Km/h

あとは、東武初のアルミ合金製である。 通勤型としては50000系が最初だけど。

かつてスペーシアは、特急料金がJR並に高く、リッチな列車であったけど。 現在は、浅草・北千住~春日部間などの近距離区間で、平日・土休日共に500円(割引列車は300円)で乗れる時代となっている。
春日部駅停車は、1999(H11)年で、2001(H13)年から全列車停車するようになった。 2003(H15)年には、すべての特急が栃木、新鹿沼、新高徳にも停車 これまで一部の列車は新栃木にも停車していた。

トイレは、1、4、6号車にあり、1720系DRCの時と同様に、和式と洋式の各1ヶ所あり、外人観光客向けに、洋式トイレの表示および空き/使用中の表示も英語となっている。

こちらは、車椅子スペース無し、洋式トイレでもバリアフリー化されていないということでバリアフリー化を望んでいます。
日光線特急の洋式トイレは、やはり外人観光客対策として、1957(S32)年登場の1700系の2次車から採用されている。

来年春には、JR線経由で新宿まで乗り入れることになるので凄いことになりそうです。 このためATS-Pなどが取り付けられることになる。

同時期に登場したAE100型も、リニューアルとともに、バリアフリー化されているし。

この100系は、1991(H3)年までに9編成製造された。 DRC(1720系)は、1991(H3)年8月31日をもって引退。
現在は1960(S35)年製のトップナンバー車だった1721Fの先頭車が、東武博物館、さいたま市岩槻区(旧岩槻市)の岩槻公園に保存されている。 中間車の一部は、わたらせ渓谷鉄道の神戸駅構内のレストラン(清流)に使用されている。 1721Fは、日本車輌の東京支店で製造されていた。

下今市では、6050系の2両編成による、東武日光行きの接続列車も運転されていました。

スペーシアの特急料金 平日と土休日で異なり、土休日は割高となる。 浅草、北千住~東武日光、鬼怒川温泉間 平日 1300円、土休日 1400円 一部列車には、午後割、夜割も設定される。(伊勢崎線の特急りょうもう号も同様)
個室料金(1室) 平日 3000円 土休日 3600円

東武の有料特急は、1951(S26)年に登場した5700系が最初である。 5700系には、吊り掛けモーター車のほか、直角カルダン車もあったけど、のちに吊り掛けモーター車に統一された。 登場当時から現在の「けごん」、「きぬ」の愛称名が使われている。

この5700系は、1956(S31)年の1700系の登場の時まで有料特急に使われてきた。この後、急行用に格下げされ、1991(H3)年に全廃となるまでの間は、団体臨時列車として使用されてきた。 この5700系の前頭部は、アルナ工機(現アルナ車両)の本社で保存されていたけど、現在は東武博物館で保存されている。鉄道友の会のエバーグリーン賞も受賞している。

5700系や1700系は、1969(S44)年9月20日に1800系が登場するまで伊勢崎線の急行でも使用されていたこともあった。

1700系は、1971(S46)年から1972(S47)年にかけて、1720系と同一の車体に載せ替えられていた。

5700系と1720系が引退した時は、奇しくも同じ1991(H3)年のことだった。

筆者は諸事情により、1720系DRCに乗れずじまいとなってしまったけど、東武博物館に保存されているDRC(1721F)の座席に座って雰囲気を味わうことが出来てよかったです。

今回は行かなかったけど、東武日光駅は、日光への玄関口で、JR日光線の日光駅へも近い状態である。 現在は189系の彩野編成によって、新宿から宇都宮経由で日光まで直通する臨時列車(全席指定)が運転されているけど、来年春には、東武線経由の列車にシフトされることになる。
日光駅の駅舎は、JR、東武ともに関東の駅百選に認定されている。

日光と言えば、1968(S43)年2月まで、東武日光~馬返間で日光軌道線が走っていたけど、現在でも走っていれば、脱マイカー化による観光路線となっていたところだったのに残念です。 路面電車は、マイカーの普及による混雑により、廃止が相次いでいたけど、現在は、地球環境の問題により見直されている状態である。

この日光軌道線で走っていた列車のうち、203型連接車は、東武博物館に保存されている。
100型車両は、岡山電気軌道に譲渡されたけど、その一部が日光軌道線時代の塗装に再現されている。

189系の彩野編成、2003(H15)年にクハ189-511Fから改造されたイベント列車である。所属は小山車両センター 初期の頃は、新宿と日光を結ぶ直通臨時列車のほか、小金井と舞浜を結ぶ臨時列車にも使用されていた。内装も改良されており、トイレは和式のままリニューアルされている。

鬼怒川公園に到着した後、周辺の鬼怒川公園露天風呂に入りました。

鬼怒川温泉は、有名な温泉地で、岡部グループのホテルやあさやホテルなどの高級ホテルが建ち並んでいます。 
by hy_sengen-sin | 2005-09-26 16:41 | 鉄道乗車記