箱根登山電車
2005年 09月 21日
9月の三連休の前半である9月17日は、箱根登山線の乗車、高島平での都営三田線のイベントに行ってきました。
ルートは 目白~新宿~箱根湯本~強羅~箱根湯本~相模大野~新宿~巣鴨~高島平~巣鴨~新宿~目白
まずは、新宿から箱根湯本まで、3000形+1000形の急行で行ったけど、途中駅混雑のため遅れていました。 3000形は3267F、1000形は1053Fでした。 後ろの4両は、新松田から各駅停車小田原行きとなっていました。
箱根登山鉄道の小田原~箱根湯本間 レール幅の広い箱根登山電車(1435ミリ)と、レール幅の狭い小田急の電車(1067ミリ)が走るため、3本レールの元祖となっている。
小田急の電車の箱根湯本への乗り入れは、1950(S25)年8月1日のことである。
箱根登山鉄道の路線 小田原~箱根板橋~風祭~入生田~箱根湯本~塔ノ沢~(出山スイッチバック)~大平台~(上大平台スイッチバック)~(仙人台信号所)~宮ノ下~小涌谷~彫刻の森~強羅
風祭駅は、ホームが短いため、小田急からの直通列車の場合、箱根湯本寄りの1号車しかドアが開かない状態である。 そのため、駅員がドアコックを使用してドアを開けている状態である。 今年5月9日からスタートした小田急の朝ラッシュ時の女性専用車では、箱根湯本始発の急行(小田原から1号車のみ女性専用車となる)も含まれているため、風祭駅から乗車しても、小田原で男性客が強制的に隣の車両に移動させられることになる。 そのため、箱根登山線内は、女性専用車の対象とならないのである。
箱根湯本に到着した後、VSE50000形を見ることが出来ました。 VSEを箱根湯本で見たのは今回が初めてでした。
あとは、旧型の108+110号車によるイベント列車も見ることが出来ました。108号車は、旧塗装が再現されている。
箱根湯本から強羅までは、ベルニナ号の1000形(1003+2002+1004)号車で行きました。
箱根湯本駅を出た後、いきなり1000分の80の急勾配区間が始まりました。 こちらは、粘着式の鉄道で日本一の急勾配となっています。
塔ノ沢駅=トンネルとトンネルに挟まれた駅で、駅構内に銭洗弁天、火伏観音があるのが特徴である。
塔ノ沢と出山スイッチバックの間を通る、出山の鉄橋は有名で、出山スイッチバックからそれを眺めることが出来る。
箱根登山電車のスイッチバックは、3ヶ所あり、ここで列車の進行方向が変わり、運転士と車掌が入れ替わることになる。 うち大平台駅は、箱根登山電車で唯一のスイッチバック駅となっている。
箱根湯本を発車した時に前の車両に乗ると、強羅に到着した時に後ろになっているのはそのためである。
6月中旬から7月中旬には、沿線にあじさいが咲き誇り、夜のライトアップも行われる。 この時には特別列車であるあじさい号も運転される
仙人台信号所~宮ノ下間、小涌谷~彫刻の森間には、半径30メートルの急カーブがある。 レールの摩耗を防ぐために、レールに油を塗る代わりに、水をまくことになっている。
この給水作業は、箱根湯本、強羅で行われている。 強羅駅では、山のわき水が使用されている。
登山電車の電圧 小田原~箱根湯本間 1500V 箱根湯本~強羅間(登山区間) 750V(1993(H5)年7月14日、600Vから750Vに昇圧化)
登山電車の編成 2両編成または3両編成 隣の車両への通り抜けが出来ない。
1993(H5)年7月14日の750Vへの昇圧とともに3両運転が開始された。
登山電車の車両 モハ1形 103+107、104+106号車 1919(T8)年の開業当時に登場した初期型車両の足回り品流用の上で1950(S25)年に車体が載せ替えられた車両
これまで101、102号車に廃車が出ている。 こちらは、昔ながらの吊り掛けモーター車となっている。 座席はロングシート車で現在は2両固定編成となっている。
モハ2形 108、109、110号車 1927(S2)年登場、昭和30年代にモハ1形と同様に車体が載せ替えられたけど、現在は1000型と同じカルダン方式に交換されている。座席はセミクロスシート こちらは1両編成となっており 1+1の2両編成としても使用される場合がある。
やはりカルダン方式よりも吊り掛け方式のほうが、旧型車らしくていい感じである。
3両運転の場合 2両編成のモハ1形に1両編成のモハ2形が連結される。
1000形(クモハ1000型、ベルニナ号) 1981(S56)年3月17日 箱根登山電車の45年ぶりの新形式として、2両1編成がデビュー 斬新なデザインなどが評価され、翌年の1982(S57)年には鉄道友の会のブルーリボン賞を受賞。 同世代の(同じ小田急グループの)江ノ電の1000形と同様に話題となった。
1984(S59)年にも1編成導入 当初は旧型の100形に準じた塗装だったけど、のちに、小田急のHiSE車に準じた塗装となった。
2003(H15)年になってからは、冷房化、車体更新が行われ、2000形と同様の内装となった。 転換クロスシートから固定式クロスシートへ交換。 同時に2000形の中間車を入れた3両編成での運転が可能となった。
2000形 1989(H1)年3月17日 サンモリッツ号の愛称で登場 基本性能は1000形に準じているけど、内装が変わっている。
1991(H3)年に2両1編成導入 1993(H5)年の3両編成の登場により、中間車2両追加導入。
1997(H9)年には、3両フル編成である2005Fが導入され現在に至る。
ベルニナ号の愛称は、スイス・ベルニナアルプス、サンモリッツ号の愛称は、スイスのサンモリッツ地方に由来している。
1979(S54)年6月からスイスのレーティシェ鉄道と姉妹鉄道提携が行われている。
箱根登山電車 1888(M21)年に設立、同年10月1日に国府津~小田原~湯本間を結ぶ馬車鉄道として開通、1900(M33)年には、馬車鉄道から電気鉄道へ
1919(T8)年6月1日 箱根湯本~強羅間の登山区間が開通(当時は小田原電気鉄道の時代で)、1928(S3)年8月13日に現在の箱根登山鉄道となる。
1935(S10)年10月1日 箱根登山鉄道の小田原~箱根湯本間開通 これにより、路面電車が小田原~箱根板橋間のみ残る この路面電車は、1956(S31)年5月31日をもって廃止。
1950(S25)年8月1日 小田原~箱根湯本間、小田急の電車も乗り入れるようになったことにより、3本レールとなる。 同時に1500Vに昇圧
箱根登山線の車両基地 入生田駅構内にある
箱根登山の電車は、750Vと1500V両方の区間を走れるようになっている。 箱根湯本駅構内の無電圧区間を通過する時に、車両の蛍光灯が一瞬切れることになる。
登山電車には、電気ブレーキ・空気ブレーキ・手動ブレーキ、レール圧着ブレーキと言った4つのブレーキがある。
現在は、小田急から箱根登山線への乗り入れ列車の増発により、小田原~強羅間の通しの列車は日中には運転されなくなった。
小田急の車両のうち箱根登山線乗り入れ対応の編成(当時) 5200形、8000形、9000形、1000形、3000形の6両編成(一部例外あり) ロマンスカー7000形、10000形、20000形、30000形のうちの6両、50000形
パスネットが使える区間 小田原~箱根湯本間 途中の駅は係員による対応となる。
これまで、小田原~箱根湯本間のみの特急利用が出来なかったけど、今年10月1日から、小田原~箱根湯本間で空席がある場合に限り、座席無指定の座席券を買えば、特急に乗れるようになります。 その座席券は、小田原~箱根湯本間のみ有効で、小田原または箱根湯本駅ホームのみでの発売となる。
彫刻の森駅=周辺に、フジサンケイグループ(フジテレビやニッポン放送の系列)の美術館である、箱根・彫刻の森美術館がある。 ここには温泉地らしく、足湯があるのが特徴。
フジサンケイグループの美術館といえば、長野県(信州)の美ヶ原高原美術館、上野の森美術館も有名である。
強羅から、箱根登山ケーブルカー(強羅~早雲山間)、早雲山から箱根ロープウェイ(早雲山~大涌谷~桃源台間)を乗り継いで行くことも可能である。
小田急から箱根に行く場合は、箱根登山電車、ケーブルカー、箱根ロープウェイ、箱根登山バス、箱根観光船、箱根高速バス(御殿場駅~桃源台~山のホテル間)、沼津登山東海バス(、沼津~元箱根間)も乗り放題の箱根フリーパスがお得である。 新宿から5500円、町田から5110円 3日間有効 西武、相鉄からの設定もある。
シーズンを除いた月曜から木曜までの平日なら、箱根ウィークデーパスがお得である こちらは2日間有効で 新宿から4700円
箱根湯本から相模大野まで乗った急行は、5200形(5265F)、新松田から8000形(8065F)を増結でした。
相模大野から新宿まで、30000形EXEによる、えのしま28号で移動しました。 この時の編成は、30553Fで2号車に当たっていました。 30000形EXEの10両フル編成は、新宿~小田原間のほか、江ノ島線でも見られるようになった。
新宿から巣鴨まで山手線で行き、ここで早川さんと出会いました。
この都営のイベントでは、24日から東急から発売されるモーニング娘。のパスネットカードが先行発売されていました。 このパスネットをフラゲしてくれたからよかったです。
ルートは 目白~新宿~箱根湯本~強羅~箱根湯本~相模大野~新宿~巣鴨~高島平~巣鴨~新宿~目白
まずは、新宿から箱根湯本まで、3000形+1000形の急行で行ったけど、途中駅混雑のため遅れていました。 3000形は3267F、1000形は1053Fでした。 後ろの4両は、新松田から各駅停車小田原行きとなっていました。
箱根登山鉄道の小田原~箱根湯本間 レール幅の広い箱根登山電車(1435ミリ)と、レール幅の狭い小田急の電車(1067ミリ)が走るため、3本レールの元祖となっている。
小田急の電車の箱根湯本への乗り入れは、1950(S25)年8月1日のことである。
箱根登山鉄道の路線 小田原~箱根板橋~風祭~入生田~箱根湯本~塔ノ沢~(出山スイッチバック)~大平台~(上大平台スイッチバック)~(仙人台信号所)~宮ノ下~小涌谷~彫刻の森~強羅
風祭駅は、ホームが短いため、小田急からの直通列車の場合、箱根湯本寄りの1号車しかドアが開かない状態である。 そのため、駅員がドアコックを使用してドアを開けている状態である。 今年5月9日からスタートした小田急の朝ラッシュ時の女性専用車では、箱根湯本始発の急行(小田原から1号車のみ女性専用車となる)も含まれているため、風祭駅から乗車しても、小田原で男性客が強制的に隣の車両に移動させられることになる。 そのため、箱根登山線内は、女性専用車の対象とならないのである。
箱根湯本に到着した後、VSE50000形を見ることが出来ました。 VSEを箱根湯本で見たのは今回が初めてでした。
あとは、旧型の108+110号車によるイベント列車も見ることが出来ました。108号車は、旧塗装が再現されている。
箱根湯本から強羅までは、ベルニナ号の1000形(1003+2002+1004)号車で行きました。
箱根湯本駅を出た後、いきなり1000分の80の急勾配区間が始まりました。 こちらは、粘着式の鉄道で日本一の急勾配となっています。
塔ノ沢駅=トンネルとトンネルに挟まれた駅で、駅構内に銭洗弁天、火伏観音があるのが特徴である。
塔ノ沢と出山スイッチバックの間を通る、出山の鉄橋は有名で、出山スイッチバックからそれを眺めることが出来る。
箱根登山電車のスイッチバックは、3ヶ所あり、ここで列車の進行方向が変わり、運転士と車掌が入れ替わることになる。 うち大平台駅は、箱根登山電車で唯一のスイッチバック駅となっている。
箱根湯本を発車した時に前の車両に乗ると、強羅に到着した時に後ろになっているのはそのためである。
6月中旬から7月中旬には、沿線にあじさいが咲き誇り、夜のライトアップも行われる。 この時には特別列車であるあじさい号も運転される
仙人台信号所~宮ノ下間、小涌谷~彫刻の森間には、半径30メートルの急カーブがある。 レールの摩耗を防ぐために、レールに油を塗る代わりに、水をまくことになっている。
この給水作業は、箱根湯本、強羅で行われている。 強羅駅では、山のわき水が使用されている。
登山電車の電圧 小田原~箱根湯本間 1500V 箱根湯本~強羅間(登山区間) 750V(1993(H5)年7月14日、600Vから750Vに昇圧化)
登山電車の編成 2両編成または3両編成 隣の車両への通り抜けが出来ない。
1993(H5)年7月14日の750Vへの昇圧とともに3両運転が開始された。
登山電車の車両 モハ1形 103+107、104+106号車 1919(T8)年の開業当時に登場した初期型車両の足回り品流用の上で1950(S25)年に車体が載せ替えられた車両
これまで101、102号車に廃車が出ている。 こちらは、昔ながらの吊り掛けモーター車となっている。 座席はロングシート車で現在は2両固定編成となっている。
モハ2形 108、109、110号車 1927(S2)年登場、昭和30年代にモハ1形と同様に車体が載せ替えられたけど、現在は1000型と同じカルダン方式に交換されている。座席はセミクロスシート こちらは1両編成となっており 1+1の2両編成としても使用される場合がある。
やはりカルダン方式よりも吊り掛け方式のほうが、旧型車らしくていい感じである。
3両運転の場合 2両編成のモハ1形に1両編成のモハ2形が連結される。
1000形(クモハ1000型、ベルニナ号) 1981(S56)年3月17日 箱根登山電車の45年ぶりの新形式として、2両1編成がデビュー 斬新なデザインなどが評価され、翌年の1982(S57)年には鉄道友の会のブルーリボン賞を受賞。 同世代の(同じ小田急グループの)江ノ電の1000形と同様に話題となった。
1984(S59)年にも1編成導入 当初は旧型の100形に準じた塗装だったけど、のちに、小田急のHiSE車に準じた塗装となった。
2003(H15)年になってからは、冷房化、車体更新が行われ、2000形と同様の内装となった。 転換クロスシートから固定式クロスシートへ交換。 同時に2000形の中間車を入れた3両編成での運転が可能となった。
2000形 1989(H1)年3月17日 サンモリッツ号の愛称で登場 基本性能は1000形に準じているけど、内装が変わっている。
1991(H3)年に2両1編成導入 1993(H5)年の3両編成の登場により、中間車2両追加導入。
1997(H9)年には、3両フル編成である2005Fが導入され現在に至る。
ベルニナ号の愛称は、スイス・ベルニナアルプス、サンモリッツ号の愛称は、スイスのサンモリッツ地方に由来している。
1979(S54)年6月からスイスのレーティシェ鉄道と姉妹鉄道提携が行われている。
箱根登山電車 1888(M21)年に設立、同年10月1日に国府津~小田原~湯本間を結ぶ馬車鉄道として開通、1900(M33)年には、馬車鉄道から電気鉄道へ
1919(T8)年6月1日 箱根湯本~強羅間の登山区間が開通(当時は小田原電気鉄道の時代で)、1928(S3)年8月13日に現在の箱根登山鉄道となる。
1935(S10)年10月1日 箱根登山鉄道の小田原~箱根湯本間開通 これにより、路面電車が小田原~箱根板橋間のみ残る この路面電車は、1956(S31)年5月31日をもって廃止。
1950(S25)年8月1日 小田原~箱根湯本間、小田急の電車も乗り入れるようになったことにより、3本レールとなる。 同時に1500Vに昇圧
箱根登山線の車両基地 入生田駅構内にある
箱根登山の電車は、750Vと1500V両方の区間を走れるようになっている。 箱根湯本駅構内の無電圧区間を通過する時に、車両の蛍光灯が一瞬切れることになる。
登山電車には、電気ブレーキ・空気ブレーキ・手動ブレーキ、レール圧着ブレーキと言った4つのブレーキがある。
現在は、小田急から箱根登山線への乗り入れ列車の増発により、小田原~強羅間の通しの列車は日中には運転されなくなった。
小田急の車両のうち箱根登山線乗り入れ対応の編成(当時) 5200形、8000形、9000形、1000形、3000形の6両編成(一部例外あり) ロマンスカー7000形、10000形、20000形、30000形のうちの6両、50000形
パスネットが使える区間 小田原~箱根湯本間 途中の駅は係員による対応となる。
これまで、小田原~箱根湯本間のみの特急利用が出来なかったけど、今年10月1日から、小田原~箱根湯本間で空席がある場合に限り、座席無指定の座席券を買えば、特急に乗れるようになります。 その座席券は、小田原~箱根湯本間のみ有効で、小田原または箱根湯本駅ホームのみでの発売となる。
彫刻の森駅=周辺に、フジサンケイグループ(フジテレビやニッポン放送の系列)の美術館である、箱根・彫刻の森美術館がある。 ここには温泉地らしく、足湯があるのが特徴。
フジサンケイグループの美術館といえば、長野県(信州)の美ヶ原高原美術館、上野の森美術館も有名である。
強羅から、箱根登山ケーブルカー(強羅~早雲山間)、早雲山から箱根ロープウェイ(早雲山~大涌谷~桃源台間)を乗り継いで行くことも可能である。
小田急から箱根に行く場合は、箱根登山電車、ケーブルカー、箱根ロープウェイ、箱根登山バス、箱根観光船、箱根高速バス(御殿場駅~桃源台~山のホテル間)、沼津登山東海バス(、沼津~元箱根間)も乗り放題の箱根フリーパスがお得である。 新宿から5500円、町田から5110円 3日間有効 西武、相鉄からの設定もある。
シーズンを除いた月曜から木曜までの平日なら、箱根ウィークデーパスがお得である こちらは2日間有効で 新宿から4700円
箱根湯本から相模大野まで乗った急行は、5200形(5265F)、新松田から8000形(8065F)を増結でした。
相模大野から新宿まで、30000形EXEによる、えのしま28号で移動しました。 この時の編成は、30553Fで2号車に当たっていました。 30000形EXEの10両フル編成は、新宿~小田原間のほか、江ノ島線でも見られるようになった。
新宿から巣鴨まで山手線で行き、ここで早川さんと出会いました。
この都営のイベントでは、24日から東急から発売されるモーニング娘。のパスネットカードが先行発売されていました。 このパスネットをフラゲしてくれたからよかったです。
by hy_sengen-sin
| 2005-09-21 16:20
| 鉄道乗車記